こんにちは。
声と話し方で人生を変えるトレーナーむくもとゆうこです。
最近いただいたお悩みです。
「ラ」が「ダ」に聞こえてしまいます。直す方法はありませんか?
実はこのお悩みは結構多いのです。
「ラ」と「ダ」は舌を置く位置が近いために、
きちんと使い分けなければ音が似てしまいます。
その結果、
「ありがとう」が「あでぃがとう」に、
「知らない」が「しだない」と聞こえたりします。
舌っ足らずに聞こえ、幼い印象、頼りない印象になってしまいます。
ビジネスにおいては、困りますね。
「ラ」と発音するとき、みなさんの舌は、どこに当たっていますか?
ちょっとやってみてください。
前の歯の付け根あたりでしょうか?
歯に舌は触れていますか?
それとも歯茎に触れていますか?
今度は「ダ」を発音してみてください。
舌はどこをはねていますか?
「ラ」よりは前をはねていませんか?
前歯の裏あたりですね。
そして、舌が上あごにくっつく面積はどうでしょう?
「ラ」よりも「ダ」の方が、べたっと広めにつくのではないでしょうか?
「ラ」が「ダ」に聞こえてしまう人は、
少し舌の位置を後ろにして、着ける面積を小さくする。
「ダ」が「ラ」に聞こえてしまう人は、
反対に、少し前に当てる。面積も広めに当てるようにしてみてください。
「ラ」と「ダ」の発音をを区別するには、舌を当てる位置と面積が大事です。
それを心がけるだけで、発音がずいぶん変わると思います。
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