こんにちは。
声と話し方で人生を変えるトレーナーむくもとゆうこです。
私が長年教えているアナウンス学校の今期の新しいクラスは、
いつもより人数が多いです。
将来、放送局のアナウンサーを目指す学生たちが多いのですが、
アナウンサーや司会の仕事への転職を目指す社会人の方や、
声や話し方を磨いて、今のお仕事に役立てたいという方もいらっしゃいます。
基礎科のクラスは、発声練習をしたり、テキストに沿って、
まずは短い文章を読んだりしています。
アクセントに、無声化に鼻濁音。
課題はたくさんあります。
もちろん、腹式呼吸でしっかり発声練習をしてから行います。
一人一人に読んでもらって、私がアドバイスをするのですが。
皆さんは、そんな時どのような順序でアドバイスをしますか?
理想は、「YES+AND」かな?
YES:丁寧に読めましたね。
AND::もっとこうすると良くなりますよ。
YES:わかる、わかる
AND:そこ間違っちゃうことありますよね。
でも、「YES+BUT」になりがちです。
YAS:だいたいはよかったけど、
BUT:ここは間違ってましたよ。
YES:声は大きくてはっきりしてたけど、
BUT:なんだか棒読みでしたね。
はい、完全に私はYES+BUTで答えちゃっています💦
なので、もう一つ最後にYESを持ってきて、
サンドイッチ話法にするべきでしょうね。
YES:大きくて、はっきりした声で読めていました。
BUT:でもこのアクセントは違っていたから気を付けてください。
YES:この調子で練習すればどんどん上達しますよ。
会話の中で、どの部分が人の記憶に残りやすいかと言うと、
一番最後の部分だそうです。
「親近効果」といいます。
その次に印象に残るのが、
一番最初の部分で、
「初頭効果」といいます。
なので、
ポジティブなこと
ネガティブなこと
ポジティブなこと
と
サンドイッチ話法にするといいのですね。
しかしながら、何回注意しても直らない学生には、
やっぱり、YES+BUTで、
BUTの方を、しっかり覚えてほしいと思ってしまうのです💦