こんにちは。声で人生を変えるトレーナーむくもとゆうこです。
先日声で投稿したんですが、なんだかうまくいかなかったようなのでもう一度再チャレンジをしたいと思います。
3分しかございません。
今日は夏目漱石の「坊ちゃ」んの冒頭を読んでみたいと思います。

 

坊ちゃん夏目漱石

 

親譲りの無鉄砲で子どもの時から損ばかりしている。
小学校にいる時分、学校の二階から飛び降りて一週間ほど腰を抜かしたことがある。
なぜそんなむやみをしたと聞く人があるかも知れぬ。
別段深いわけでもない。
新築の二階から首を出していたら同級生の一人が冗談に、いくらいばっても、そこから飛び降りることはできまい。弱虫やーい。
とはやしたからである。

 

小遣いにおぶさって帰ってきた時、親父が大きな目をして二階ぐらいから飛び降りて腰を抜かす奴があるかと言ったから、
この次は抜かさずに飛んで見せますと答えた。

親類のものから西洋製のナイフをもらって綺麗な刃を火にかざして、友達に見せていたら
、一人が光ることは光るが切れそうもないと言った。
切れぬことがあるか、何でも切ってみせると受け合った。
そんなら君の指を切ってみろと注文したから、なんだ指ぐらいこの通りだと、右の手の親指の甲をはすに切り込んだ。

 

幸いナイフが小さいのと、親指の骨が固かったので、未だに親指は手に付いている。
しかし傷痕は死ぬまで消えぬ。

 

夏目漱石の「坊ちゃん」の冒頭を選んでみました。
これからも声の投稿というのをしてみたいと思っています。
まあ何と言いましても私は元放送局アナウンサーで、声で人生を変えるトレーナーと名乗っていますので、声の投稿をこれからもやっていきたいなと思っております。
先日この投稿をした時には、ちょうど学生達の発表会の日で、それを見て私は感動いたしました。
これから東京に出て声優になる学生たちです。
はい声優の卵たちです。
頑張って声で声のプロになっていただきたいと思います。
ご視聴ありがとうございました。