こんにちは。
「声」で人生を変えるトレーナーむくもとゆうこです。
今朝のNHK朝ドラ「おちょやん」をご覧になりましたか?
主人公の千代が、急に「正ちゃんの冒険」の代役で舞台に立つことになり、
お稽古をする場面がありました。
千代は力任せにセリフを言っているのですが、
まず、「口先だけの声で聞こえない」、「大声で叫ぶが響かない」
ということを繰り返します。
その時、座長の山村千鳥が「腹式発声をしなさい!」、「横隔膜を動かして響く声を出しなさい!」と指導をします。
私は目が釘付けになりました。
このお話、大正時代の設定です。
今から約100年前ですけど、やはり舞台に立って芝居をする人は、
腹式呼吸で発声練習をしていたんだなと、ちょっと感激しました。
そうですよね。
アナウンサーや俳優、声優などが滑舌訓練をする「外郎売り」は、
江戸時代からあるんですしね。
ドラマの中では、千代が木刀を振り下ろしながら「あ!」「い!」「う!」「え!」「お!」
と発声練習をさせられていました。
木刀を振り下ろすことで、下半身に力が入り、腹筋を意識せずとも力が入り、
腹式呼吸ができるからですね。
私は腹式呼吸を教えるとき、まぁ木刀を持ったりはしませんが、少し腰を落として発声練習をしてもらいます。
そうすると、自然と腹筋に力が入ります。
腹式呼吸のコツがわかりにくい人は、少し膝を曲げた姿勢でやってみてください。
そうすると、お腹からのしっかりとした声が出ますよ。
ぜひ、試してみてくださいね。