わが家のおうち英語、最初に手にとったのは、歌絵本とリズムのある絵本でした。

 

さて、リズムのある絵本、って言われて、皆さんピンときますか?

絵本におけるリズムには、様々な種類がありますが、

わが家で読んでいるものの多くは、フレーズの繰り返しの絵本や、文章構成がリズミカルに展開する絵本です。

とにかく、内容がシンプルなものがいいですよ。


わが家ですり切れそうになるほど読んでいる絵本を、少しだけ紹介しますね。


Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?
フレーズの繰り返しが、実に楽しい絵本です。

様々な動物たちが登場して、ことば遊びをテンポよく繰り返しながらページが進んでいきます。

 

シンプルな文章の中に、基本的な英文法がいくつも使われています。

でも、文法なんて今は気にしなくても大丈夫!!!

とにかく声に出して、ことばのリズムを楽しんじゃいましょう!!
文章を書いているのは、アメリカの有名な教育者で、子どものための本を数多く手がけたビル・マーティン・ジュニアさん、そして絵を描いているのはエリック・カールさんです。(以下、敬称略)

エリック・カールの描く色彩豊かな動物たちが、とても印象的な絵本です。


 

ビル・マーティン・ジュニアがこの本の構想を考えていた時、

当時広告業界で働いていたエリック・カールの手がけた広告を見たビル・マーティン・ジュニアがすぐに連絡を取った、というエピソードがあります。

二人の偉大な作家の幸運な出会いですね。

ご興味ある方は、『英米絵本作家7人のインタビュー』(長崎出版、2010年4月)を読んでみてくださいね。(ちなみに、この本の中で、エリック・カールのレオ・レオニとの出会いのエピソードも紹介されていますよ)


本書の中で、エリック・カールはビル・マーティン・ジュニアのことを「ビルの本はまさにリズムそのもの、心臓の鼓動があふれているのです」と評しています。
また、ビルとの出会いによって、繰り返しとリズムがどんなに大事かを学んだこと、そして、それが『はらぺこあおむし』の文を書くときにとても役になったことも、語られていますよ。

 

 

From Head to Toe
こちらもエリック・カールさんの絵本。

 


 

Brown Bearに慣れてきたらこの絵本もおススメです。

いろいろな動物が出てきて、得意そうに体を動かしますよ。

お子さんと一緒に元気に体を動かすことのできる絵本です。

体の部位の名詞とそれに関連した動詞をあわせて学ぶことができるのですが、

この絵本の醍醐味は、なんといっても “Can you do it?” “I can do it.” のやりとりでしょう。

“Can you do it?” “I can do it.” 

リズムに乗ってこのフレーズを言うだけ!

それだけで、どうしてこんなに楽しいのでしょう!!
ぜひ、フレーズの繰り返しで英語の音とリズムを楽しむことから始めてみてくださいね星

わが家だけではないと思いますが、この絵本を数回読むと、

ママが“Can you do it?”と言うと、子どもたちが自然と“I can do it.”と言うようになりますよニコニコ

わが家の2歳になる娘は、やりとりの意味は分かっていないと思いますが、

私が“Can you do it?”と言うと、「アイ キャン ダァー!」と言っていますよ。

この絵本を聞きながら、思いきり体を動かすのが好きみたいですウインク


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“Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?”
by Bill Martin Jr
Pictured by Eric Carle
Henry Holt and Company
Published: 1967

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“From Head to Toe”
by Eric Carle
HarperCollins
Published: 1997

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