絵本の良いところのひとつは、
ことばの意味が分からなくても、
絵から情景をイメージして、
子どもなりの想像力で楽しめること、
だと思います。
歌は、メロディがあるので、
ことばの音とリズムが
さらに耳に残りやすいですよね。
次にご紹介する2冊は、
わが家の子どもたちのお気に入りの絵本で、
まだ英語の文字が読めないのに、
ページをめくりながら「歌いまね」をしている絵本です
The Wheels on the Bus
これも英語圏の子どもたちに人気の楽しいお歌ですよね。
バスの車輪がくるくる回って進んでいきます。
英語の擬態音が楽しい、リズミカルな歌詞のお歌です。
この絵本のイラストも、アニー・キューブラーさんによるものです。
でも、“Row, Row, Row Your Boat”とは味わいが変わって、はっきりとした色使いと楽しい雰囲気で描かれています。
ページの見開きいっぱいに大きく描かれたバスに、ピエロをはじめいろいろな人が乗りこんでいきますよ。
その登場人物たちが実に表情豊かで、子どもの想像力を膨らませてくれるように感じます。
彼らは、歌の歌詞には直接出てこないのですが、絵を見て、親子だけの特別なおはなしを作るのも楽しいですよ。
そんな絵本の読み方もまた良いと思いませんか?
I’m a Little Teapot!
ティーポットを擬人化したマザーグースです。
メロディも詩も、とってもかわいらしい歌の絵本なのですが、
英語の特徴である「音の変化」がふんだんに出てきますので、発音練習としては、かなり手ごたえのあるテキストです。
絵本の中で、
“Tip me up, and pour me out!”と
子どもたちが片手を腰に当ててティーポットの持ち手を作り、
もう片方の手をのばして注ぎ口を作って、片足立ちでぴょんぴょんと跳ねています。
わが家の子どもたちは、このシーンがお気に入りです。
ティーポットのまねをして楽しげに跳びはねる小1男子も、かわいいですよ
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“The Wheels on the Bus”
Illustrated by Annie Kubler
Child’s Play
Published: 2001
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“I’m a Little Teapot!”
Illustrated by Annie Kubler
Child’s Play
Published: 2007
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