講演会講師と発声法

 

あなたはカラオケに行った翌日に声が嗄(か)れますか?
もし、嗄れるようであればのどに負担のかかった声の出し方をしている可能性があります。

 

 

講演会でも【声】というのは重要な要素です。

オバマ前米国大統領のカリスマ性の理由のひとつはあの響くバリトンの声であったと指摘する人もいますが、商売やビジネスでもあなたの“声”が相手に与える影響というのは大きなものです。

 

 

同じことを説明しても
か細い震える声や
緊張感のある甲高い声では
説得力も迫力もありませんよね。


反対にたとえ同じことを説明しても
張りのある
よく通る
明るい声であれば
その説得力は何倍にもなります。


私は講演会場で
「マイクがなくても
 よく通るいい声ですね」
と言われることが多いですが、
それは毎日発生練習をしているからです。


実は私の元々の声は
細くて高いものでした。

講演を始めた当初は
のどに負担がかかる声の出し方をしていたから
声も枯れていました。


でも毎日数分だけでも発声練習を続けることで声質が良くなってきました。

あなたも張りのあるよく通る明るい声になりたいですか?

 

 

今日は私が今でも毎日やっていて誰でも簡単にできるのどに負担のかからない声の出し方の練習法をひとつお教えしましょう。

 


立ち上がり、
両足を広めに左右に広げて
前かがみになって
両手を両膝の上において
前傾した姿勢をとってみてください。

学生の頃、野球部に所属していた方は
外野で球が飛んでくるのを待っている格好ですね。

排球部の方は相手のサーブを待っている時の
姿勢が近いでしょうか。

 


その姿勢のまま顔を上げて
胸からのど、そしてアゴにかけてのラインを一直線にします。

 

 

アゴを上げて
腹→のど→口の通路に
1本のパイプが通っているイメージです。

その姿勢のまま声を出すのです。

 

 

たとえば
あいうえお いうえおあ うえおあい えおあいう おあいうえ
かきくけこ きくけこか くけこかき けこかきく こかきくけ
さしすせそ しすせそさ すせそさし せそさしす そさしすせ
たちつてと ちつてとた つてとたち てとたちつ とたちつて
なにぬねの にぬねのな ぬねのなに ねのなにぬ のなにぬね
はひふへほ ひふへほは ふへほはひ へほはひふ ほはひふへ
まみむめも みむめもま むめもまみ めもまみむ もまみむめ
やいゆえよ いゆえよや ゆえよやい えよやいゆ よやいゆえ
らりるれろ りるれろら るれろらり れろらりる ろらりるれ
わいうえを いうえをわ うえをわい えをわいう をわいうえ

みたいな感じで。

 


これを毎日数分でも続けると
のどに負担をかけずに張りのある
よく通る明るい声が出せるようになります。

 

声に自信のない人は
2週間試してみてください。


自分ではっきりと
声が変わってきたことが分かりますから。