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上部の台本は芸術座(以前日比谷にあった)公演「おたふく物語」山本周五郎原作、小幡欣治脚色演出。十朱幸代主演をパロディに脚本を書いた台本である。
何十本も公演ごとに打ち上げの時は台本を作って演出した。
宝塚劇場の地下に今はなくなった食堂で、芸術座の打ち上げパーティをやった。
今は宝塚公演しかやらなくなった宝塚劇場だが以前は東宝演劇を支えていた。したがって森繁久彌劇団のパーティもこの地下食堂で行なった。
「花へんろ」公演の打ち上げで笹野高史さんのトランペットでジャズを歌った記憶がある。
本公演の合間にパロディの稽古を行う。したがって確り稽古をする、その為に確りした台本が当然必要になる。
なんたって打ち上げのお客さんは当公演の演出家、スタッフ、キャスト、裏方さんと目の肥えたお客さんである。
でも楽しんで台本を書いて演出して、出演する俳優も嬉しそうに演じてくれる良き時代の演劇界だった。