2007年、宮崎県の保健所で実際に起きた実話をもとに、監督平松恵美子自らが手がけた脚本は、犬と人間の絆という、いままでの動物を扱った映画の感動を受け継ぎながら、さらに一歩進んだ物語となりました。
平松監督は、いまの日本で飼い主のいない犬が置かれる状況を、逃げることなく真っ直ぐに描き出す。
そこでは、「命を守りたい」という一途な想いと、厳しい現実が音をたてて
ぶつかりあう。
けれども、その不協和音が、悲しみよりも大きな、動物と人、さらには人と人とのつながりを生み出していく。
子どもも涙していました。
私も涙していました。
彰司の妻・千夏の遺した言葉は、
犬の殺処分を巡る問題の根本的な解決の道筋を示しているといえます。
「人間と同じようにどんな動物にもそれまで生きてきた歴史があり、物語がある。それを想像することができれば、きっと心が通じ合える」
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