体調がものすごく悪かった時、母と話をしていたら「あなたにはセルフコンパッションが必要よ」と言われた事がありました。

※母は、父の癌闘病中にセルフコンパッションを知ったそうです。

セルフコンパッションとは自分への思いやりの事。

自分への思いやりって言うのは、自分に甘くするとか自分勝手にするって言う事ではありません。


どんな自分でもどんな時でも自分自身に向き合い、辛く困難な時(例えば病気、子育ての悩み、仕事でのストレス、離婚等…)ほど自分への思いやりと優しさを持つこと。大切な友人や家族に寄り添うように自分にも接する事です。



こんな気持ちは嫌だ、こんな自分はダメだ、どうしてこうなった、こんな風になった自分はおかしいんだ、とか自分を責める気持ちになる事は誰にでもあるかもしれません。その方が楽ですしね。以前の私がそうでした。

自分自身と繋がらず、受け入れる事が出来なかったのです。

だけど、どうにもならないほどの体調不良や心の不調を経験して、自分を責めても嘆いても何も変わらないな、と気付き、今の自分に必要な事って何かを知ろうと思いました。

何が辛くて何が不安なのか、ジャッジせずにとにかく自分のありのままの気持ちを受け入れて行きました。

自分の気持ちを知れば知るほど、私は自分をいじめていたのか?!という程無理をしている事に気付きました。誰かのようになりたい、あの人に出来たんだから自分も出来る、そう思っていたようです。

そもそも自分ってそんなに器用な人間なのか?という疑問が出て来ました。出来なくたっていいんじゃないかって。完璧な人間はいない。

こう思えるようになると、どんどんセルフコンパッションが身に付いていきました。自分に優しくなった事で夫にも優しく出来るようになったかも笑😆


セルフコンパッションが高い人ほど、幸福度や人生への満足感が高く、不安や抑うつが低いという研究結果も出ているようです。

人生は、避けられる困難ばかりではありません。生きていれば病気になることもあるし、様々な困難や課題が降りかかってきます。みんな何かしら大変な事を抱えて生きている。

何かと比べたり、評価する事ではなく、どんな自分もまずは優しく受け入れる。

セルフコンパッションで生きていると、困難へ立ち向かう勇気や受けたダメージの回復力が早くなると思います。

困難を避ける事に重きを置くのではなくて、困難が起こっても対応出来る力を持つ事の方が人生において必要な事であると実感しています。だからセルフコンパッションが大切!


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この本でセルフコンパッションを学びました!