この春、次男は地元の国立大に合格しました。


 三年生の夏に、旧帝大のオープンキャンパスに行き、ここを受験する!と意気込んでいましたが、数Ⅲの壁に阻まれ、秋の模試の結果から

現役合格は厳しいだろうと担任から言われ、共通テストまで粘るか悩みましたが、長男の浪人生活を目の当たりにしていたので、現役で合格できる可能性のある地元の大学を受けることになりました。

 大学入試は、学部によって試験科目が違うので、自分の行きたい学部の試験科目が得意教科でなければ、不利になってしまいます。

 もともと得意教科は国語なのに、理系クラスを選択してしまったため、受ける学部も理系学部となり、二次試験には数英理での受験となりました。

 共通テストは得意な国語と基礎的な分野でいかに稼ぐかにかかっていました。

 ボーダーは超えたものの、やはり結果が出るまでは本当に不安でした。

 合格した時は、嬉しいというよりもホッとしたかな。


 長男は一浪したし県外受験だったので、受験旅行に付き添ったり引越しを考えたりと、10月くらいから入学するまではホントに忙しかったし、相談できる人もいなくて不安だったけど、次男は地元だから引越しは考えなくていいし、結果が出てからも、同じ大学に進学する子が多くて、親同士で相談したりできたので、逆に心配することがあまりなくて、やらなさすぎて不安になりました(笑)現役と浪人でここまで違うのか…


 長男の時は、高校では相談もできず何もわからないまま終わり、浪人時は予備校に丸投げでしたが、次男の時は、担任や副担任の先生方に目をかけてもらいほっとかれてる感もなくやり切ることができました。

 私は三度目にしてやっと共通テストの意味が理解できました(笑)あれを一回で理解できる親御さん、ホントすごいです。


 長男の方が偏差値の高い高校に通っていて、帰宅部で時間はたっぷりあったはずなのに浪人。

 次男は、中高一貫校に進学し、部活は目一杯やって、三年の八月から本格的に受験勉強を始めて現役合格。

 どっちが良くてどっちが悪いなんて思ってません。

 同じように育てたつもりでも、同じようには育たないし、その子の個性によって進む道は変わるし、その先も行動次第で全然違うものになるんだなぁと実感しました。


 長男は、県外で一人暮らしでのびのびやっています。

 次男とはまだしばらくは共同生活が続きます。

 大学生になれば生活時間が今までとはガラリと変わるので、それに合わせて私も変わらないといけないのかなー。

 そのうち、次男が窮屈になって出ていっちゃうかもしれないけど(笑)


 私の子育てひとまず終了です。


 2人にとって、今が人生で一番自由な時間。思いっきり楽しんで幸せに過ごしてほしいと思います。