まるで思春期みたい私も あるとき誰かのための虻だったろうあなたも あるとき私のための風だったかもしれない(吉野弘『生命は』より一部)ただの厄介者だったとしてもそれもひとつの関わりあとになんにも残らなくても衝き動かされた背中あとは進むだけ