よくお笑いの世界は「辞めた方が幸せ」とか「キ〇ガイしか残っていけない」とか言います。
これは皮肉でも何でもなく、真理なんだと思います。
もちろんこの世界でしか味わえない楽しさ、人との繋がり
何より舞台でウケた時の快感
素晴らしい世界です。
それでも真っ当な神経じゃ残っていけません。
僕が好きなマンガ[カイジ]で地上何十メートルも上空に架けられた鉄骨を渡るシーンがあります。
鉄骨には電流が流され、落ちれば即死。
その鉄骨を渡る為、カイジ達は自分達を鼓舞します。
「やれる!」「俺達なら出来る!」「絶対に出来る!」「成し遂げる!」
それを見ていた利根川は、その状況をまるで悲鳴だと分析します。
恐くて恐くて仕方ないから酔うしかないのだと。
カイジ達はそれをわかっていながら酔うしかなかったのです。
地上何十メートル、落ちたら即死。そんな鉄骨を渡るには酔うしかなかった。
僕も今そんな感じです。
結果も何も出していなく、自分が面白いのか自信もない。
そんな奴が引退を賭けて単独をやる為には酔うしかないのです。
正直、引退は賭けなくてもよかったものなのです。
自分ルールでよかったのです。
でも公言しました。
じゃないとまたなぁなぁにしそうな気がしたので。
根暗で人見知りで人嫌いの僕がUstreamだのツイキャスだの、僕の事を全く知らないような先輩にチラシを持ってもらって写メを撮ってもらうだの。
端から見れば「こいつは何をやってるんだ」と思うでしょう。
オーディションも受かってないような奴が何をイキッてるんだと。
わかってても酔うしかないのです。
成し遂げる為には
渡りきる為には。
こどな初単独ライブ
【こどなどこ?】
5月30日(金)
開場18:45開演19:00
場所・OCAT4階難波市民学習センター講堂
前売800円
お客さんが何人でもやる事は変わりません。
でも、その何人かのお客さんで僕の人生は変わります。
ぜひ見に来てやって下さい。
よろしくお願い致します。