本物の気づいかい P006
【むしろ、SQの高い人のほうが、成功するといわれています。】
この言葉の前にはIQのことが書かれています。IQとは Intelligence Quotient 知能指数のことです。
先生の本の中に出てくるSQとは Social Intelligence Quotient 社会的指数です。(Quotient:クォシェントとは指数・比率のことです。割り算の余りの商のこともクォシェントといいます)
先生が人間の能力や知力を表したIQよりSQの方が大事だと言い切ってくださっていますが、筆者も本当にそう思えます。
今はSNSで簡単に人と繋がれる時代です。知り合ったとき相手のIQは知らないわけです。最終学歴も知りません。お互いがネットを通して感覚をわけあうのが社会的な気づかいなのですよね。
使う言葉は学歴とは関係ありません。多くの人が目にして心地よくなることば、嬉しくなる文章を発することができる人はSQの高い人です。
逆にSQの低い人は、人が読んでどういう気持ちになるだろうと考えずに自分の感情で投稿しています。IQが低いわけではなく、ただ、知らないのだけです。知ったら改善すればいいだけ。
あれをされたから腹が立った、嫌になったと、あなたは投稿していませんか。人にその文章を読ませると、あなたが体験したことを潜在意識の中で人にも体験させることになります。なぜなら、人は読んだ文章をもとに想像するからです。
投稿ひとつをとっても内容を考えて投稿すること。それはすなわち多くの人への気づかいになります。
投稿のときの言葉選びにもお気をつけください。配偶者のことを「うちの旦那が」、私のことを「アタシ」、私たちのことを「うちら」、これらを使うことで多くの人が不快に思う統計があります。言葉を選んで使うのも素晴らしい気づかいです。
先生の「本物の気づかい」は人生の学びになります。覚えるほどに読み込めば、あなたが体験する様々なシチュエーションで気づかいの言動がとれるようになります。是非お読みください。
筆者:山下純子
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