こどもと二人三脚

こどもと二人三脚

こどもと会話をしましょう。
こどもの声を聞いてあげましょう。
こどもの心の声を聞いてあげましょう。
これ以上未来ある命を無駄にしない為に。

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『いじめ』
テレビや新聞で取り上げられるものは、ほんの氷山の一角。
悪質ないじめによる自殺、暴力によるケガ、そういった人身的な被害にならないと表には出てこない。

「いじめ」で苦しんでいる子供たちは、世間が把握している以上にたくさんいる。
そして、その数よりも「いじめ」ている子供たちが圧倒的に多いのも事実。


いじめた方は、それが発覚しても、反省する又は反省したフリをすればよい。
時間がたてば忘れてしまうのだろう。
そして、いつも通りの生活ができるようになる。

でも。
いじめられた方は違う。
心の傷は、そう簡単に癒えるものではない。
相手(いじめた方)と顔を合わせる度に怯え、いじめられた時のことを思い出す。
時間がたっても、あの思いは忘れることは出来ないのだ。
心から笑える日・・それは遠い。

なぜ?
いじめた方が、なんの悩みもなく、もちろんいじめた相手がどれだけ辛い思いをしていたか考えることもなく、普通に笑って生活しているのに。
いじめられた方は・・・。


私の娘も「いじめ」にあっていました。
私もその現場を何度か見ています。
先生や親とも話しました。
その時に思いました。
「いじめ」をする子供の親は、それ相応なんだと。
先生や私の前では「すいません、本人に注意します」
そう言うけれど。
本当は、自分の子供はやるハズがないと思っている。
だって、子供が親にこう言うのです。
「私は何もやっていない」
親は事実を確認するわけでもなく子供を信じます。
私が見ていたと言っても、です。
いじめた子供は、私が見ているのをわかっていて娘をいじめた。
私の目の前で。
なのに、それをいじめた子供本人と親の前で私が話すと
「何もやっていない」
と、平気な顔で言う。
もちろん、私とは目を合わせずに。。
そしてその子供は、他にも何人もの子供をいじめ、苦しめ、卒業していきました。
まともな大人になれるとは思えません。


今後も「いじめ」に関することを私は書いていこうと思います。
「いじめ」問題は、もぐらたたきでは解決しない。
もっと初期の段階、些細なことから解決していかなければならない。
そう思うから。
私は、自分の体験から、なにか解決策に繋がることがないか常に考えています。
自分の娘を見ていて、同じ思いをする子供を少しでも減らしていけたら・・と思ったから。

幼稚園(または保育園)に入ると、子供は親元を離れて生活をします。
親と離れている時間、子供がなにをしているのかとっても気になりますね。

私は、娘が幼稚園に入園してから心がけていた事があります。
それは『会話』。

最初は私から聞いていました。
「おかえりなさい。今日は楽しかった?」
「今日は幼稚園でなにをしてきたの?」
「お弁当はおいしかった?」など。
そう問いかけると、娘は嬉しそうに幼稚園での出来事を話してくれました。

そうしているうちに、娘は私が聞かなくても自分から話してくれるようになりました。
家に帰ってくるなり
「あのね、今日幼稚園でね、〇〇ちゃんと遊んだんだよ」
「お母さん!お弁当おいしかった!」
「今日ね、〇〇くんとケンカしたの」など。

娘が自分から幼稚園での出来事を話してくれるようになってから、
私は会話を心がけるようにしました。
娘の言葉で会話を終わらせない。
「あのね、今日幼稚園でね、〇〇ちゃんと遊んだんだよ」
「そう!よかったね!なにして遊んだの?」
「うん、すべりだい」
「そっかー、お母さんも遊びたかったなぁ」
「じゃあ今度一緒にすべりだいやろうよ!」
「そうだね。今度やろうね」


子供はお話が大好きです。
特におとうさんやおかあさんにお話するのが大好きです。
でも大人は、子供の話を聞くのって面倒に思うこともあります。
そこをグッと我慢して、少しの時間子供の話を聞いてあげることは、すごく大切だと思います。
家事をしながらとか、テレビを見ながらではなくて、
子供とちゃんと向き合って、しっかりと会話をする。
それが後々、子供が大きくなるにつれて良い効果として現れてくるハズです。


私の娘達は、今でも帰宅すると今日の出来事を私に話してくれます。
楽しかったことや嬉しかったこと。
悔しい思いをしたことや、悲しかったことも。
そして悩みなんかも話してくれます。

親と会話ができる、親に相談ができる、という環境。
それは、子供が親元を離れて生活するようになる頃の会話が重要のような気がします。

私の娘は、二人とも「いじめ」に合った経験があります。
このお話も後に書いていきますが、その時に娘が私に毎日の出来事を話してくれていたから、親である私は学校や周囲の親と相談したり対策を考えたりして、「いじめ」を乗り越えることができたのだと思っています。

親と子供の会話。
毎日少しの時間でいいのです。
お互いがしっかり向き合って話す環境作りは、子供を親元から離すときから始まっているのです。

子供にとって、1番身近な大人。
それは、親なのです。
子供のヘルプを見逃さない為にも、まず会話を大切にしたいものです。

私には二人の娘がいます。
現在、長女が高3・次女が中3。
ですから、もうかれこれ子育て歴17~18年くらいになります。
ただいま、進学に向け娘も親も奮闘中!


長女は、おっとり優しいマイペース、でも芯が通っててしっかり者。
次女は、甘えん坊ののんびり屋、でも頼りがいのある優しいお姉さんタイプ。
どちらかと言うと、お姉ちゃんの方が幼く見られがちかな(;^_^A
身長も妹の方がおっきいしね。
そんな二人は、お互いが大好きな仲良し姉妹なのです。

自分の子供達が仲良しになったらいいな...それが私の夢であり希望でした。
結婚して子供を授かった時に、まずそれを思いました。
小さい頃から本当に仲の良い姉妹になりました。
ご近所の方や、知り合い、親戚、どこに行っても「仲が良くていいね」と言われます。
本人達も、学校の友達に驚かれるみたいです。
自分の姉または妹の事が好きだ、と話すと。

私は子供達に何を教えたわけでもありません。
「仲良くしなさい!」なんて言ったこともありません。

ただ、子供同士を比べることだけはしませんでした。
「お姉ちゃんなんだから!」「あなたはまだ小さいでしょ!」という言葉は使いませんでした。
いつも、それぞれと向き合い、それぞれに合ったお話をしてあげただけ。

子供は、ちゃんと話してあげれば、理解し素直に受け入れるものです。
子供の目線になって、目を見てちゃんと話して聞かせる。
もちろん、難しい言葉は使ってはいけません。
子供が分かり易いように、噛み砕いて話してあげる。
きっと大人は面倒でしょう。
でも、我が子ですもの。
きちんと時間をかけて話してあげたいものです。

自分の子供が何人いようと、ひとりひとりと向き合う時間を作る。
そうすれば、子供は親の愛情を感じることができ、心が安定するのだと思います。
だから、兄弟姉妹にやきもちをやくことも少なくなって、仲良くできるのではないでしょうか。

同じ親から、同じ愛情を受けていれば、兄弟姉妹仲良くなれるのだと思います。