我が家では6歳、3歳、0歳の三姉妹がいますが、特に習い事には通っていません。

ですが、6歳の長女は保育園年長でありながら、ピアノを楽しみ、小学一年生の漢字は一通り終え、簡単な足し算引き算ができます。また、運動神経バツグンとまではいきませんが、保育園でのダンスの発表などは比較的上手にでき、公園のウンテイや幼児向けのアスレチックなども一通りこなせます。

 

これぐらい誰でもできます、という家庭ばかりではないと思います。

逆に、うちの子はもっとたくさん難しいことができるという家庭や、けん玉はめちゃくちゃ得意だけどそれ以外のことは全然できない、そもそも何もできない…など子供の生まれつきの性格・家庭環境などによって様々かと思います。

 

我が家では、親が子供の「やりたい」に一緒に取り組み、身近な行政サービスを活用するなどして安く抑えることをポイントに、なんにもしていないわけではなく、かといってなにかに力を入れているわけでもない、「ゆる教育」をやっています。

 

  子供の人格形成

幼児向けの教育でいちばん大切なのは、良い人格形成に導くことで、そのためには小さい頃に親が一緒に遊んであげることが大切だと思っています。

例えば、

公園へ遊びに行く

絵本を読む

保育園の送り迎えに行く

ご飯を一緒に食べる

など…

 

楽しかったことや大変だったことを親が横で共有して、一緒になって取り組むことで、子供が自身を持っていろんなことに挑戦できる下地ができる、気がしています。

 

ただ、これが一番むずかしいようにも思います。

平日に仕事をして、土日はつかれて寝てしまうことも多く、子供が遊びたいと行っても、毎回思うようにできるわけではありません。

だから、できないときは無理をしないで休み、元気なときに一緒に遊ぶというゆるさを大事にしたいですね。

 

  習慣1 習い事について

我が家にはカシオの鍵盤が光るキーボードがあり、長女も勝手にクラシックの選曲をして、光る鍵盤を見ながら自分で練習しています。

また、はやりのポップスソングなどは、私が耳コピしたりネットでコード進行を調べて、子供に弾き方を教えてあげます。

カタカナで譜面を書いてあげると、子供もそれを見ながら練習して、保育園でもお友達に弾いてみせたりしているようです。

 

長女の保育園のお友だちにはピアノを習っている子も何人かいます。

長女もお友だちと同じ教室に通いたいと言う時があり、そういうときは「じゃあ体験に行ってみようか」とこちらも合わせます。本当にやりたいなら通っていいと思うからです。経済的にもそれぐらいの負担はできそうな金額です。

 

ただ、実際に体験にまで行ったことはなく、なんとなく長女なりにめんどくさいという気持ちもあるようでした。

また、長女へは教室に通っても好きな曲の練習ができるわけではないことを私からそれとなく説明しました。保育園のお友達が基礎的な運指練習をしており、長女も保育園でお友達がやっているのを見て覚えて、帰ってきたら披露してくれます。教室に行くと、こういう地道な練習をグループでやるみたいだよと私から説明すると、長女はそういうのはやりたくないと言いました。

なんだか遠回しに私が教室から遠ざけてるようにも見えますが…事前に理解しておくことも大切かと思ってのやりとりのつもりです笑

 

最近になり、ピアノ教室でどういったことを教わりたいかと聞くと、具体的な答えが返ってくるようになりました。

「楽譜が読めるようになりたい。そうすれば自分で楽譜を読んで練習できるから」とのこと。おお、そこまで考えていたとは。

ここまで明確に答えがあると、それを教えてくれる教室を探すか、いっそYouTube動画とかで学ばせるかなど、前向きに考えることができそうです。

 

私は学生の時にバンドをやっており、売れるような活動はしていませんでしたが、毎日好きで練習していたので、ギターの腕は中学、高校、大学といつも上手いと言われてきました。

また、20歳の頃にイラストやデザインに興味を持ち自分で勉強や練習を始めたところ、知り合いの若手事業家や、学生で活動している私を応援してくれた経営者の方から仕事を発注してもらい、ビジネスとして発展することができました。

こうした経験から、人に教わらなくても、自分で調べる力(私はこれを研究力と呼んでいます)があれば、プロレベルに到達できると確信しています。

 

 

スポーツ教室について

我が家では、自治体のお知らせ(毎月1日、中旬に発行される市の広報)を毎回チェックしており、単発の運動教室に申し込んでいます。市の広報は、自治体に電話などで申し込むと毎回郵便受けにポスティングしてくれるようになりました。近所の公民館などでも配架されているので、ぜひチェックしてください。

たとえば、年少・年中向けの体力強化教室(1回500円)では、10人ほどの子供たち相手に運動講師が、鉄棒やマットなどを使って体の動かし方を指導してくれます。時間は50分ほどで、子供が運動している間は私は隣接のトレーニングルームで筋トレをしていました。

 

また、幼児向けの水泳教室(1回700円ほど)もあり、プールに慣れたり、バタ足の動きをやってみるなど、親子で一緒に参加して練習できました。

 

残念ながら家計状況やノウハウ、生活スタイルからどう頑張っても我が家でプロゴルファーやプロ卓球選手を育てることはできません。

でも、幼少期の今の時期は、これからどんなスポーツを始めても共通する基本的な体の動かし方を身に着けたり、季節ごとに種目を変えていろんなスポーツに触れて楽しむという方針で引き続き取り組んでいきたいと思っています。

 

  習慣2 図書館へ行く

学習塾に通っても、最後は自分で繰り返し問題を解いたり考えることを繰り返さないと勉強は身につきません。そのためには、自分で本が読めることが大切です。自分で本が読めれば、興味のあることを自分で調べて理解を深め、勉強を進めることができます。また、本などで学んだことを人に説明できるようになると、それだけで仕事になるほど役立つスキルです。

 

そのため、我が家では、ほぼ毎週近所の図書館へ行き、絵本を10冊程度借りてきて、寝る前などに読み聞かせしています。

長女は自分で読むこともできますが、読んでほしいと言われれば基本的に読んであげます。

本を読むのが当たり前の生活、図書館に行くのが当たり前の生活が身につけば、自然と勉強(本を読んで自分で理解するスキル)が得意になると信じています。

 

そういう私も幼少期は、毎週のように両親に図書館へ連れていかれていました。

あるとき小学校の同級生に、土日は何しているのかと聞かれ、図書館へ行っている、と言ったら、そんなつまらない過ごし方をしているのかと驚かれました。

兄は国立大学へ現役合格し、私は1浪しましたが偏差値60台後半の私立大学に合格できたので、まあそんなに家庭教育の方法としては間違ってないんだろうなと思い、親がしてくれたのと同じように子どもたちにも読書の習慣を作っています。

また、私自身も本が好きでよく買ったり借りたりして読んでいるので、親のそういう姿を見せるというのも大切だと思います。

 

  習慣3 里山へ行く

自宅から自転車で20分ほど行くと、多摩丘陵に着きます。

ここにはちょっとした里山や自然を生かした遊び場があります。

NPO法人が自治体から受託して遊び場を開設しており、開放時間中は無料で子供らを遊ばせることができます。

自治体によって呼び方が違うようですが、プレーパークなどが一般的な呼び方のようです。

里山遊びの良いところは、坂があったり、でこぼこ道があったり、きのこが生えていたり、ホタルを見つけたりと新鮮な遊びがあります。

親としても、リフレッシュできて、わざわざ登山や川に行かなくても手軽に自然体験できるのが本当に素敵です。

印象深いのは、雨の日に子供が行きたいと言うので連れて行ったとき、雨で濡れた自然の匂いや音が心地よかったことです。

 

  習慣4 児童館へ行く

自転車で30分圏内の児童館・こどもクラブ・子どもセンターは、お隣の自治体も含めてほとんど行きました。

児童館によってルールがちがったり、借りれるおもちゃや遊具が違うため、子供にとってのお気に入りの場所が増えていきました。

職員さんの雰囲気も違い、多いと毎週行くところもあれば、中にはここはもう来たくないなと思うところもありました。

土日でもほぼ貸し切りなぐらい空いていることもよくあり、好きなだけおもちゃを借りて、好きなだけ遊べることもあります。

たまに、初対面の子とその場で仲良くなり子ども同士で遊び始めることもあり、コミュニケーションの成長が見れるのも嬉しいおまけです。

 

テレビCMで見るおもちゃが児童館にあったりするので、家でおもちゃを買わなくて済むこともあります。

また、トランポリンやボルダリング、豆自動車やちょっとした季節の工作あそびなどを用意してくれているのもありがたいです。

 

何度も会っている職員さんには、3女の出産や長女が小学校にもうすぐ入学することを喜んで、子供に優しく声をかけてくれることもあり、そうしたコミュニケーションも嬉しいですね。

 

児童館は自治体行政が実施している事業のため、納税している税金分をこうした行政サービスで還元してもらえていると思うと、積極的に活用していきたいとも思います。

 

  習慣5 自宅学習

学習塾に通うつもりもないし、お受験をするつもりもありませんが、ビックカメラで幼児向けのドリル(ひらがな、たしざんなど)を買って、子供に何冊かやらせてみました。

ビックカメラの株主優待があったので、1冊400〜500円程度のドリルなら数冊買う余裕があったためです。

3歳の頃は、まず鉛筆を持って線を引く、という程度です。迷路をやるときも親が一緒に鉛筆を持ってあげたり、ひらがななども結構ぐちゃぐちゃに書いてあったりしますが、全然それで構いません。できたねシールを先に全部貼ってしまうこともありましたが、別に良いのです。

こういうのをやらなくても、いずれ読み書きできるようになるし、試験に合格することを目的にしていないし、100点を目指すわけでもないので、できてもできなくても良いのです。

 

ただ、今後一生続く学習習慣(大人になったら、次の世代に習慣を引き継がせることが大切です)のために、問題集を1冊やり遂げるという経験を小さい頃から積み重ねてほしいと思っています。

 

長女が年長に上がった頃は、本屋で見つけた小学一年生向けのポケモンの漢字ドリルが欲しいとねだられ、絶対最後までやるというので買ってあげたことがあります。千円近くした気がします、高かった…。

でも、数カ月かけて最後までやり遂げたので、とても嬉しかったです。

途中でやらなくなったときは、飽きたかなと心配になりましたが、本人の気分のムラもあるので、放っておきました。

また、5歳のときは問題を読んで考えるというのがまでできなくて、横で一緒に問題を読んで、わからないところは、前のページに戻って調べるんだよというのを繰り返し説明しないといけず、横で見ているこちらもかなり疲れたのを覚えています。

子供に漢字ドリルやろうと誘われても、平日の仕事終わり後にとてもそんな時間が取れず断ったこともありました。

私自身、子供に勉強を教えるという経験が初めてなので、長女には負担をかけたと思います。

 

でも、あるとき長女が自分で何ページか進めており、わからない箇所は自分でドリルの中を探して、解いていたことがあり、成長に驚きました。

結局、毎日のように数ページずつ進めていき、全ページ終わらせたのは、期待以上でした。

 

ドリルをやるときは、なるべくその場ですぐ丸付けをするよう心がけています。

また、間違ったところがあったらバツはつけずに、子供に書き直させ、100点にしてあげています。

単純なことですが、大きな花丸はとても喜んでくれます。

 

  習慣6 親の得意なこと

子供には、親が得意なことを一緒になって教えてあげればいいと思っています。

私が子供に教えられるのは、ギター、DTM、作詞・作曲、英語、イラスト、水彩画、デザイン、料理、掃除、DIY、工作、筋トレなどです。

妻は、編み物、縫い物、韓国語、ジャニーズ、料理などなど。

 

親ができないこと、やりたかったけどできなかったことなどを子供に習わせて身に付けさせるのもとても良いことだし、私も子供がいろいろできたら嬉しいです。

でもお金もかかるし、親としてアドバイスもあまりできないので、良し悪しもわかりません。

中学校とかで部活動が始まったら、きっと自分の興味のあることを始めていくんだろうなと思うので、その時期が来るまでは、一緒に教えてあげれば良いかなと思うのです。

 

ただ、子供が興味を持ったことは、できる範囲で一度やらせてみたいですね。

スケートボード、スキー、スケート、テニスなど、やってみたいというので、どこか体験できるところを探したいと思います。