なかなか言葉にすることができなくて、書いていなかったのですが、少し時間が経って、忘れたくないなと思って書きます。

時々自分の書いたものを振り返ると、あの時のあの気持ちに戻れるので、残しておくって大事だな、と最近再び感じました。



小さい頃とても可愛がってくれたその方は、

母の話では私の乳がんのことを知り、驚き心配してくれていたようです。

と同時に、今の医学は進歩しているから、大丈夫!

と、お人柄らしく太鼓判を押してくれ励ましてくれたそう。


それからひと月も経たないうちに、

部位は違えど、癌宣告を受けたと私にも母経由で連絡が来ました。

え?

どういうこと?


やっぱり思考があまり働かなくなるんだ…



そして、入院が決まり、治療をする中でどんどん病状の悪化があったそうで、早々に家族のいるおうちに戻ることを選択したと言っていました。


病気を告げられてからわずか1ヶ月余りのこと。

悲しい連絡を受けたときやっぱり信じられなかった。


そして、「がん」って、本当に嫌だ。

怖い存在だ。

と思いました。




そんなことあっていいの?


(表現の語弊は承知で)

あっけなく人の命を奪ったりしないでよ

大切な人生を邪魔しないでよ。


そんな感情が湧いてきたんですよね…


私も同じ。

今は元気にはいられているけれど、

やっぱりこれからずっと常に紙一重なんだ。



宣告から突然にやってきた病気と闘う時間すら十分にはなかったということ、そのことに直面した家族がどんな想いで受けとめていたのか、その気持ちを想像すると胸が張り裂けそうでした。

とても悲しかった…


病気になるってなんだろう。




寄せ書きと一緒におくることになり、

その方の分まで、「病気(がん)と闘います。」

という一言も添えました。



このことに触れて、

目まぐるしく進むことになった手術を終えて、

「がんになったわたし」が日常にそっと、変わりなく戻らなくてはいけない時期だったので、ものすごく落ち込みました。

だけど、

メソメソくよくよしながらも、

頑張らなくては。

と思う大きなきっかけとなる日でした。

闘う時間をちゃんともらうことが今できているから。

頑張らないといけない。




でも、

「僕もがんになったけど、治ったから(今も元気にしてるから)、だから大丈夫!!へへー」

と笑って、吹っ飛ばしてほしかったな…





病気を頑張って治そうとしている全ての人が、

頑張った分だけ、元気を取り戻せたらいいのにな。







心の声を最後までお読みいただき、ありがとうございました。