受験前になるといろんな噂が流れます。

今思うと面白い内容のものがとても多かったです。

 

●●神社にお参りしてお守りをもらうと良い

 

というような正統派(?)のものだけではありません。

 

より変わったもののほうがご利益があるかのように感じられるようで、

 

「●●学園の最寄り駅の駅前のお店で●●を食べる」

とか、

「●●神社に555円のお賽銭を入れるとご利益がある」

※合格の”合”と”5”をひっかけたもの^^;

とか、

「受験の時に校内の●●に触ってから試験を受けると合格する」

とか・・・。

 

その他学校のどこかに穴を掘ってご縁があるように5円玉を埋めるとか、今なら間違いなく警備員の人に通報されるような、そんな女子中学生の恋のおまじないの本みたいな感じのオモシロい感じのものもネット上にいろいろとありました。

 

直前までは面白いな〜と思ってみていましたが、実際にその時になるとすがりたくなる気持ちもわかりました。おまじない的なことはやりませんでしたが・・。

 

ママミーヤ家では近所の神社に参拝して、

「ミヤピーに最も合う学校にお導きください。結果は全て受け入れますが、それまで精一杯努力をいたします。」

と神様にお伝えしました。

 

ミヤピーは

「わたしにぴったりの学校があったら合格させてください。ぴったりじゃなかったら合格にしないでください」

と言っていました。

 

このときはまだ気持ちに余裕がありました。

塾に行ってないので情報弱者だったのかもしれません。

焦りがあまりありませんでした。まわりがよく見えていませんでした。

 

そして。

 

最初に不合格が続いた時に、勝手に受かると思いこんでしまっていた私は落ち着かなくなってしまいました。かなり焦りました。こんな気持ちになると思いませんでした。結果はすべて受け入れると神様に言ったことも忘れ、受け入れがたい気持ちにすらなりました。今思うと傲慢だったと思います。

 

小学校受験は親の受験とも言われます。親の心構えがたらなぎて、ミヤピーに無駄な努力をさせてしまったのでは?という申し訳無さと、自分の不甲斐なさに呆然としてしまいました。

家にいても焦りばかりがつのってしまうので、慌てて神社に駆け込み、心を静めるべくお祈りをし、おみくじをひいてみました。

 

神社についた時に急にピューッと涼しい風が吹きました。

 

そして引いたおみくじを見て涙が止まらなくなりました。

 

取り返しのつかない過去のことを思い悩んだり、どうにもならない将来のことを案じて煩うのは心を痛めて身を害うだけで何の役にも立たない愚かなこと

ただ今日のことを正しい心でやっていく。

災い転じて福となす

 

と書いてあったのです。

 

見透かされているような思いになりました。そして心が癒やされるのを感じました。

合格でも不合格でも、それがミヤピーの道だ。どこに行くことになってもそれが最善の道だ。本当にそう思えました。私達なりに努力したことは何も無駄なはずはない。その時に良いと思ったことを一生懸命やったはずだ。

 

そこから気持ちがすっと立ち直るのを感じました。諦めずに最善を尽くそうと思いました。

神頼みというわけではありませんが、心が倒れないように支えになるような何かは必要なのかもしれない

と思いました。

 

駅前で●●食べるとか。それで気持ちが上がるならそれでいい。

555円のお賽銭。神様もそんな気持ちをきっと微笑みながら見守ってくれている。

それで支えになるならそれでいい。今の全力をだせるように努力する。それだけです。

 

大切に取ってあったこのときのおみくじを先程見つけ、思い出したできごとでした。

 

駄ネタですみませんあせる