調子の悪いハリは自分の部屋でコンビニ弁当を食べましたが


その後ホテルをチェックアウトしてからは、残りの私の友達と一緒に過ごしました。


これが正しい方法だったのかどうか


考え方が違う日本でのコロナ対策を知らない私は


友達が言ってくれる事を頼みの綱として従いました。


基本的に調べないだけで、軽い症状のコロナ感染者は多分普通に外出してるし


友達も検査しなかったけど、あれはコロナだったかも?と言う症状の時があったとか


ハリも具合が酷くなかったらマスクを外さない状態で一緒に居ても良いよ、と。


友達は良いと言ってくれたけど、同じ建物に居る他の人達ごめんなさい。


しかし責任を擦り付けられるなら


最初にハリに移した奴、海の向こう側で反省しろっ!


お陰で何年振りかの家族との時間を過ごせなかったんだぞ!


でもハリも誰かに同じ事をしたのかな?


ハリは電車内で、マスクをして無い上に物凄い咳をしていた爺さんが目の前に座って居たから


その爺さんから移ったんだと言ってましたが


真実は神のみぞ知る。


ハリは大した咳も出てなかったけど、他の人に移した可能性もあったし。


まあ複雑な気持ちを抱えて居たので


私はその後一緒に過ごした友達との時間での会話内容はほぼ覚えて居ません。


ホテルから出たら雨が降って居て


みんな遠くから来て荷物が多かったので、何処かに移動するのはやめて


近くにあったデニーズでお茶しました。


私はそこで桃を頼んだのですが


全然美味しくない桃だったのでガッカリでした。


フルーツって味見ができないから、余程信頼が有る店で無い限り桃だけ単品で、なんて頼んじゃだめですね。


正直言ってお金払って不味い食べ物を食べた感じで


選択間違えたと思いました。


この時ハリはパフェを食べたけど


味覚を失って居たので何も分からなかったそうです。


沢山おしゃべりをした後は移動して、十何年以上振りにかつてよく食べて居たハンバーガーを食べました。


日本に帰る度に全然食べて無かったのですが


それは1番最後に食べた時に、あれ?と思った事があったからでした。


それは大昔に私が中で作って居た頃から何ですが


いつも休憩前に買って、自分で作って休憩で食べた物が1番美味しくて


作る人に寄っては美味しく感じられ無い時があったのです。


だから働いて居た頃は自分で作れない場合、製造ラインに立ってる人に寄って、何を頼もうかなぁ〜って決めてたんです。


前回最後に食べたのは、行った事がない店の知らないバイト君が作った物だったのですが


想像してた味と違う。余り美味しくない。


そう感じてしまったのでした。


同じ材料と製造方法で、どうしてこんなに違う味に出来るの?ってガッカリしました。


だからその後日本に遊びに帰っても


懐かしい食べ物のリストに


この店のハンバーガーは入ってませんでした。


でもずっと食べたいと言う気持ちが募って居たので


久しぶりに食べたい、と友達にお願いしました。


結果ですが


あれ?味が変わった?


私が想像して居た味とは違うなーっと言う感想です。


もう私の口はサンフランシスコのレストランで食べるハンバーガーの味に懐いてしまったのね、きっと。


もう懐かしいとか、また食べたいとか思わないと


確信した経験でした。


食べ終わって暫くして、友達の飛行機や新幹線の時間が近づいて来たと同時に


私達もホテルにチェックイン出来る時間に近付いて来たので


みんなとお別れして、私達は次のホテルに向かいました。


最後のホテルは浅草です。



前にも書いたけど弟が、東京まで迎えに行こうか?と言ってくれましたが


ハリは自分で動き回れる程度の力は有り重症というレベルでは無くて


逆に今の状態で、長時間同じ車に乗る事は良い考えじゃ無いし


実家に帰ったら、感染してるハリが年老いた両親の近くに行く事になるので


ホテルに行く方が隔離になると思ってそのまま旅行を続けました。


ただ、浅草に移動した後で会う予定だった友達にも年老いた両親が居るので


今回の友達との再会はキャンセルする事にしました。


その人は私より何歳か歳上の人なので


何となく、キャンセルするのが惜しかったのですが


なんだろう


次回会える時まで、まだ健康で居てね!と


未来の再会がある事を祈る気持ちでした。


勝手に想像して失礼だけど


みんないつ何が有るか分からないと言う気持ちで


今回の旅行でもなるべく沢山の友達と会う約束をしたので


それらを次々とキャンセルする事がとても悲しかったのです。