昨日はサンフランシスコに5年振りにやって来た
Cirque Du Soleil の Corteo と言うショーを観てきました。
私が日本に住んでいた頃から世界を周って興行しているグループですが
残念ながら、日本に住んでいた頃には開催地まで行けないとか
場所とタイミングが合わずに行った事が有りませんでした。
だから、サンフランシスコに住み始めてから
Cirque Du Soliel がサンフランシスコに来ると知った時に
あの頃まだ一緒に居た元旦那に
絶対に行きたい、絶対に連れて行ってくれ！と頼んで
まだ確か2歳くらいだったハリと3人で行ったのが初めての経験でした。
それから、約2年おき位に来るCirque Du Solielのショーには
欠かさず通ってます。
2回目からは私とハリだけですが。
シングルマザーの私にはお高いチケットだけれど
2年に一回だし、一つも見逃したく無い！と思って
必ずチケットを買って居ます。
ハリは小さい頃に一度だけ、昔ながらのサーカスショーを見に行った事が有るのですが
私もハリも動物にトリックを仕込むタイプのショーが、嫌いなんです。
ハリは一時期から
動物が可哀想だから、動物園なんか行きたく無い、
檻に閉じ込められてる動物を見ると悲しくなるとか言って居たし
サーカスの様なパフォーマンスを観たかったら
そう言う事をするのが好きな人達が集まって
自分の意思でトレーニングして
それに美しい衣装や音楽を着けて
みんなのパフォーマンスを一つに繋ぐようなコンセプトを使って
一つの舞台劇の様に披露して居る
Cirque Du Solielが最高じゃ無いか！と思ったのです。
今回のショーはいつもの三角テントでは無く
サンフランシスコのChase Centerと言う場所で有りました。
8日間しか滞在せず、全部で10回のショーしか有りません。
スポーツに全く興味が無い私達親子が
このChase Centerに足を踏み入れる事は
今回のショーが無かったら、一生有り得ないね！と断言出来る位に
私達には無縁の場所でした。
中は綺麗だし、食べ物もいつものポップコーンやホットドッグと違って、
Chase Center内の店の食べ物が買えたのでどれも美味しそうでした。
トイレも三角テントの時の様な移動式簡易トイレと違い
とても綺麗だし、建物内にトイレが沢山あるのか並ばずに使えました。
今回のショーは、いつものステージとは違って
両側からステージを挟む様な配置でセットされて居て
私達が座った時は、全席の半分だけしか見えませんでした。
これ入って直ぐに上の方から写したんだけど
青く見えるのがステージのカーテンで
このカーテンが上がるとステージが有り
その向こう側に、私達と同じ様に座ってステージを見てる観客席が向かい合って有るのでした。
エッフェル塔の足元をイメージしてる両脇のセットの元に明かりが有りますが
そこに生演奏のパフォーマー達が立ち
反対側にも同じ様にパフォーマーが立って演奏してました。
Corteoは以前観た事が有りましたが
舞台設定が変わり
パフォーマンスも少し変わったと言うか
前に見たのは、もう凄く昔に観たから
もしも全く同じパフォーマンスだったとしても
受け取る側の私が変化してるから
受け取り方が違うだろうな、と思い観たことが有るショーに行く事に抵抗は有りませんでした。
今回残念だったのは
みんなが平気で写真を撮りまくって居る事でした。
スマホで写真を撮る時にその画面が明るくなるので
その一人一人の明かりが後ろにいる私達の目に入り
沢山のスマホ画面が明るくて目障りでした。
私は普段からやたらと写真を撮りますが
このグループのパフォーマー達をリスペクトする意味も込めて
ショーの間はスマホを仕舞って観てます。
途中、大きな風船で浮かびながら
私達の近くまで飛んできたパフォーマーが
凄く絵になって
私も写真に残したい！と思いましたが
我慢してスマホは取り出しませんでした。
ハリが隣で
「ダメ、絶対にやめて。写真撮らないで！」と言うので
従いました。
と言う訳で
幕が開いた後の思い出は、私達の頭の中にだけ有ります。
もしもこのショーの写真をInstagramに上げてるやつとか
TikTokに上げてるやつとか居たら
そいつらが他の観客への迷惑を考えず
パフォーマーをリスペクトせずに
自分勝手に撮影して居たゴミな人達だ、と理解して下さい。
ハリと私は楽しい時間を過ごした後
滅多に行かない場所なので
その近くに有るレストランで食事をしよう！と決めて
近辺で夕飯を食べてから帰りました。
今年の夏の日本旅行での経験から
「毎回食べたい物を選んで食べる、いつかは来ない。」
と学んだ私は
いつもは選ばないお高いメニューを選びました。
だってさ
明日事故に遭うかもしれないじゃん？
それか
明日コロナに罹って、次は味覚を完璧に一生失うかもしれないじゃん？
まあとにかく
お金を払うのは自分なので
誰に遠慮する必要も無いのです。
いつもはappetizerを頼むけど
どうせ食べ切らないから
今回はappetizerを頼まない分で
自分の選ぶ物に金額上乗せしてもオッケー！と言いながら
カニとエビのサンドイッチを食べました。
ハリはフィッシュ&チップスでした。
普段お酒を飲まないハリですが
今回は頼んでみたいカクテルが有ると言って
2人でお酒で乾杯しましたが
途中から酔っ払ってしまったハリが可笑しな言動をし始めたので
最後は私がハリの分も飲みました。
だから2人して酔っ払いで
なんとか家まで辿り着きました。
でも面白かった！
ちなみにこのカニとエビのサンドイッチのプレートのお値段ですが
$38です。
カクテルは一つ$15で
金曜日に職場のランチで行った場所のカクテルは
一つが$16だったから、1ドル安い！とか思ってしまった。
昨夜は酔っ払いが調子に乗ってデザートまで食べたので
合計金額はチップ$23を含めて$150支払いました。
合計で支払った金額を日本円に換算したら20,000円位です。
この金額を出したら、日本なら新鮮で美味しい寿司がたらふく食べられる！と思いますが
私達は現実に日本に住んで無いんだし
頑張ってお金を貯めて日本にわざわざ行ったとしても、
コロナや他の病気に感染したら食べたい物も食べられずに旅行が終わると言う事を身をもって体験して
いつかの為にお金をセービングしようと考えるのは辞めたのでした。
その場その場に有る物をその瞬間に楽しむ
これが大事だなーと今回の旅行から学びました。
それにしても
帰りはめっちゃ寒かったです。