朝から部屋の外に出られないのは辛いです。


特にテレビも無いし、エアコンは壊れてるし


お腹が空いたので弟からもらったバームクーヘンを食べて空腹を凌ぎました。


今回の日本滞在で何が辛いかと言うと


ペットボトルの飲み物ばかりで


お茶を淹れない家に来てしまった事でした。


まあ他にも辛い事は山ほど有りましたが。


本当なら朝お墓参りに行き、ご先祖様をお家に連れてくるはずが


私は参加出来ず


話を聞いたら、母が墓参りには行きたく無いと言い出し


お前の親の墓なんだから、お前が行かないなら俺も行かないと父も拒否をし


代わりに妹が行ったそうです。


ありがとう!


そして、ご先祖様を連れて来た後で


再びお寺近くまで戻り、老舗の和菓子屋でおはぎを買って来てくれるついでに


私の我儘を聞いて、そこのお赤飯を買って来てくれました。


本当はそこの赤飯のおにぎりが食べたかったけど、無かったからパックで買って来て


私は感染者だからと


食べる分だけ小分けにして部屋まで持って来てくれました。


ついでに稲荷寿司も食べて満足しました。




ハリはおはぎにいなりずし、後は別に残って居た食べ物も食べました。


妹と弟が、私達に厳しく自粛を勧める代わりにと


好きな物を言えば買って来ると言ってくれるのですが


部屋からトイレ以外には行けないのでお腹が空かず


食べたかった物もたくさん食べられ無い状態でした。


症状は軽いので、普通に食欲は有るのです。


後は日本の食べ物事情が分からないから


何を買っくれ!とも言えなくて


とにかく、昔好きだったお赤飯のおにぎりを思いついたのです。


実は私は子供の頃からあずきが苦手で、赤飯も苦手だったのですが


その店の赤飯は私が好きなタイプの味だったのです。


久しぶりに食べる事が出来て嬉しかったです。


それから妹から電話が有り、話をしている時に


はっと思いついた事を言ったら


わざわざまた買い物に行ってそれを買って来てくれました。


それは小学校の給食で出て


私が嫌いだった食べ物なんだけど


最近ふとあの味が懐かしくなり


また食べたくなって居たのです。


前にブログに書いたかも知れないけど。


妹に言わせると、余り特別な食べ物じゃ無いよと。


でも妹は好きだったと言うから


私が少しだけ味見したいと言うのでも良いかと聞いたら


残りは妹が食べると言って買って来て


またまた私用に持って来てくれました。




これが懐かしさを感じるには完璧な量でした。


忘れてたけど、私にはめっちゃくちゃ甘い!


昔はピーナッツが食べられ無かったから


周りの甘味噌だけ食べて居て


最近ナッツが食べられるから


食べて見たかったのでした。


え、これだけ?と思ったけど


食べて見たらこれで充分な量でした。


昔ながらの ピーナツみそ (20g×15個)


妹の世話は色々やり過ぎなくらいに手を出すのですが、放って置かれてる感が全く無くて


返って忙しかったので


ありがたいです。


部屋にテレビも無く


ハリと二人で居るとサンフランシスコの週末見たいで


ここはどこ?


と言う感覚に陥りますが


妹が日本にいる事を10分置き位に思い出させてくれました。


妹は、早く出て行けと言ったけど


せっかく久しぶりにアメリカから帰って来たのにかわいそうだったかな?とか


20分くらいなら話しても良いからお母さんと話せば?と言って見たり


言ってる事に一貫性が無く


しかも母のそばに来てゴホゴホと咳をしながらずっと話してるから


妹は感染してないとは言え


母は気になって仕方なかった様です。


妹が落ち着いて考えて無い提案に私が即決で乗ったのは


弟からもホテルを取った方が良いと言われたので


最後に取って置いた甥っ子と姪っ子との時間は無いと確信したからです。


それなら、帰りやすい場所で


居心地の良い場所へ行こうと。


実際に弟も私達の為を思って


あの家に居ても身体が休まらないから、と言う意味で言ってくれて居たみたいで


両親に会いに来た目的は全く果たせなかったけど


しかもちゃんとお別れも言えなかったけど


時間が来たので家を出発しました。


父が駅まで送ると言ったけど


弟がタクシー代払うから止めさせて!とまで言い


私達は歩いていく予定だったのに


妹が暑いからとかなんだとかで、父が出て来たのですが


結局は妹が重たい荷物だけ駅まで運んでくれて


私達だけ歩いて行くと言う方法で駅に行きました。


やっとこれで、自分達のペースで行動が出来る!


と言う事で


4時台に出発した電車で、真っ直ぐ行くと


3時間弱で辿り着くはずの場所に


なんだかんだと5時間も掛けて行きました。


ホテルに着いた時の安堵感たら!


これで涼しい部屋で、虫に刺されずに眠れる!


しかもお風呂はジェットバス付きで


美味しそうな朝食も付いてる!って


両親から見たら、私達が妹に蹴り出された様な形で家を出て来たのだけど


私もこっちの方が良いや、と


追加の散財覚悟でホテルを予約してさっさと従ったのでした。


妹は、私達が帰る前に部屋を綺麗にしろとかエアコンを直せとか父に言って居たらしいけど


何もしないままで


私達に取っては居心地の悪い部屋を当てがわれて居たので


妹も、ホテルの方が絶対に良いよ来て直ぐに帰るのはかわいそうだけど、と言ってました。


まあ、結果は良かったと言う事で


次回は実家には帰らないつもりで


旅行のプランを立てる方が利口だと弟からも言われました。


子供達が何度言っても聞かない父なので


あんな汚い家にわざわざ帰らない方が良いと。


実家が有るのに帰れないのは悲しいですが


健康的に旅行をするには


お金を払って、綺麗なホテルに滞在した方が良いと理解しました。


妹はあんな汚い家に良く我慢して住んでるなーと思いますが


多分子供としての責任を感じて、私達の代わりに両親のそばに居てくれてるんだなと思い


更に感謝の気持ちが沸きました。


ありがとう。


今年は妹の声が沢山聞けた事が、感染して良かった事です。