ただ今、日本の母から送られて来るドラマの録画がもうとっくの昔に見終わり


次の新しいドラマは日本に帰国した際に持って帰る予定でこちらへの郵送は保留にしてる為


暫くは新しいドラマの視聴は出来ない状態です。


なので、この何ヶ月もの間は古いドラマを見直して居るのだけど


そのドラマの合間にかかるお馴染みのコマーシャルに対する私の気持ちが変わってしまった事に気付き


その事をハリに伝えると


あー、分かる気がする



同調して貰えました。


そのコマーシャルには食べ物が出てくるのですが


以前なら


「美味しそう!」


「あれ私も食べた〜い!」と


画像を観ると直ぐに感化されて居たのに


今の私は


え?それだけ?


それが美味しいの?


と言う反応になって居たんです。


なんと私の嗜好が変わった事に気付いた瞬間でした。


その食べ物はサンドイッチ。


コマーシャルでは、新鮮で美味しそうな柔らかいパンに具材をのせて


上にマヨネーズを掛ける


と言うだけのサンドイッチなんですが


サンフランシスコでアメリカン、イタリアン、ベトナミーズ、その他諸々のサンドイッチを食べ慣れてしまった私には


サンドイッチにマヨだけじゃ、美味しく無いでしょ!


と言う、贅沢な意見を持つ人になってしまって居て


自分で驚きました。


サンフランシスコでも、日本風のサンドイッチが流行り始めた時が有りましたが


あくまでも、パンの耳を切った白パンを使ったサンドイッチで


と言う部分は真似しても、間に挟んでる具材には


特製ソースが欠かせない物が多いと思います。


日本のサンドイッチを思い出すと


卵サンドやレタスとトマトだけのサンドイッチとか


カツサンドにはカツにキャベツにソースとか


シンプルな組み合わせが多いと思います。


昔の私は、アメリカではコンビニで買える様なサンドイッチは買えないのか?


と悲しく感じて居ましたが


今は買えなくても悲しく無いし


そうじゃ無い方が食べたい。


シンプルなサンドイッチは、買えない訳じゃ無いんです。


ただ美味しそうじゃ無いから、買わない。


店に寄っては普通にパックの卵サンドとか売ってるし


だけど、昔は日本の卵サンドが食べたかったのです。


でもこの6、7年は私とハリの中では、ベトナムサンドイッチがずっと1番で


それにはパテが塗ってあり、ハラペーニョや甘酸っぱい人参や大根の千切りが入って居て


味や食感にバラエティが有るんです。


また、私達が最近になってたまに買う様になったサンドイッチ屋さんのサンドイッチなども


美味しいと言われる店では、特製ソースを掛けて居るのが特に美味しさを増して居る為


具材にマヨネーズだけ


と言う味付けじゃ物足りないと思う人に進化してました。


日本でもアメリカのサブウェイやそれに似た様なサンドイッチ屋が有るだろうし、


ただマヨネーズを塗るだけじゃ無いサンドイッチは


普通に有ると思いますが


日本ではマヨネーズが大好きな人が沢山居ると聞いたので


ただマヨネーズを掛けるだけでも美味しいと言うサンドイッチは成立するのかも知れませんね。


私は子供の頃、白米が食べられ無い子供で


保育園の先生から親に苦情が有り


白米が食べられる子にして下さいと言われた親が


私のご飯にマヨネーズや醤油を掛けて食べる事を教えました。


一時期それにハマってから、普通に白米が食べられる子に成りましたが


マヨネーズかけご飯を良く食べて居た事を今でも覚えて居るくらい


沢山食べた気がします。


そんな私は


マヨネーズからは既に卒業し


家の冷蔵庫には一応有るけど


殆ど使わない人になって居ます。


家ではマヨネーズをたまにしか使わないから、この前マヨネーズを使い終わったけど


次を買い足さないで居たら


ハリがマヨネーズが欲しいと言うので


近所のアメリカのスーパーで探して見たら


なんと、キューピーマヨネーズがこのスーパーで売って居たんです。


ハリが欲しいのはキューピーマヨネーズで、アメリカのマヨネーズは好きじゃないと言うから


今迄は日系スーパーに行った時に買って居ました。


チャイニーズスーパーは賞味期限が怪しいし


コリアンスーパーはお高い気がして


私の中には、日本のマヨネーズを買うなら日本街と言う決め付けが有ります。


しかも、日系スーパーで買う時はキューピーでは無いブランドを買うと言う


何かに拘りを持って居る私でしたが


面倒だから、近所で買えるこれで良いや!


と、拘りを捨てて


楽を選びました。



このタイプのキューピーマヨネーズは


Costcoで売って居るのを見つけて買ったのですが


ボトルが硬くて最後まで絞り出せない!と言う不満が有り


買う時はやはり日本の柔らかいボトルのにしようね


とハリと決めたのに


お互いに日本街に行くのが面倒くさいので


歩いて行ける近所のスーパーにあった硬いボトルバージョンで妥協しました。


むしろ、見かけた瞬間に


やった〜と喜びこそすれ


不便なボトルだと言う事実には


目もくれませんでした。


ものぐさ親子だね。


そんなマヨネーズを使って見た、日曜日の朝ごはん。



ここからは、福山さんの声で読んで見ましょう。


「直径15センチの小麦のトルティーヤをトースターでちょっと温めて


残り物のチキンをのせる。


その上に、冷蔵庫からかき集めた季節の野菜を千切りに刻んだ物と


ハラペーニョスライスをトッピングし


マヨネーズを掛ける。


食べる時は半分に折り片手に持ってかぶりつく。


朝から食べられる、野菜たっぷりなタコス風サンドイッチ。」


いや、やはり


マヨネーズだけ掛けても


あまり美味しくなかった。


と言うか、私は最近マヨネーズの味が好きと思えない様な気がする。


このタコス風の食べ物には、サワークリームを掛けて


アボカドを入れたら、もっと美味しくなるかも?


ライムを絞るともっと美味しくなると思う。


そしてマヨネーズは要らないかな。


タコス、と言ったら


やはりサルサも入って居て欲しい。


結局の所


私はマヨネーズが美味しいと思えない人になって居るのかも知れない。


ポテトサラダや卵サラダにはマヨネーズが必要だけど


サンドイッチにはマヨネーズ以外が欲しいお年頃なのだな。