ハリが観たかった映画は


クリスマス映画だけど


暴力的な映画でした。


かつて私も


アクション映画が好きで


爆破されるシーンとか


撃たれるシーンとか


何の感情もなく観ていられて


あの頃たまに父と映画に行きましたが


父から


「俺はもうこう言う映画は観たくない。


俺が観られるのは007位だよ。」と言われたのは


確かダイハード2を一緒に観た後だった様な気がします。


そんな私も


ダイハード2だか、何だったかは忘れたけど


初っ端で飛行機が爆発したか墜落したかのシーンを見て


その飛行機に乗って居た人達の事を考えたら


涙がどーっと出て来て


話を盛り上げる為にされた設定だと分かって居たけれど


涙が止まらなくて


父が言ってる意味が少しわかりました。


お父さんはやたらと人が銃で撃たれたり傷付いたりする映画は


観たくないと言っていました。


さて今回の映画は


ハリがアクションコメディだからと言うので


興味はないけどハリに付き合って行きました。


そしたらなんか


なんじゃこりゃ〜と叫びたい位に


血が、血が、血がぁ〜


しかも乱暴に人が殺されて行くのです。


勧善懲悪の感覚で


悪い事をした奴は罪の報いを得て当然!と言う考えを全面に押し出して


自分を納得させないと


何もそこまでしなくても良いだろうに


と言うお仕置きの様な反撃が酷すぎて


有り得ない


駄目でしょー


やめて〜


と言いながら観てました。


話には


本物のサンタクロースが出てきます。


そして


お金持ち家族が強盗団に襲われて居る家に


サンタが居合わせてしまって


しかも自分も巻き込まれて怪我まですると言う流れなんです。


その話に出て来る女の子が可愛らしくて


しかもおばあさんの家に行く前にホームアローンを観たと言う設定が唯一の


明るい光だったかも。


サンタクロースを信じながら


サンタクロースを影から助け


自分でもトラップを仕掛けて悪党から身を守る勇敢な女の子。


しかし


サンタクロースは


最初から悪いイメージを作って居て


プレゼントを配る途中でパブに寄ってお酒飲んでたり


ソリの上からあらゆる悪態をつきながら空を移動して居て


その上悪党達と戦う時は容赦なく叩き潰す。


これはホームアローンとダイハードを混ぜて


パロディにしたのか?


とハリとヒソヒソ話しながら観てました。


とにかく


ひゃー


駄目ー


やめてー


と何度も叫ぶ様な映画でした。


しかし


ちょっとだけ家族の絆というのか愛と言うのか


そんな物も織り込んで


私も途中何度か泣いてしまいました。


子供が出て来ると涙が出てしまうんです。


サンタクロースは子供達からの手紙や過去に何を渡したかも全部覚えて居て


女の子が小さい頃から何を頼んだかと言う会話をした時に


泣けました。


また観たいかどうかは分からない映画だったけど


想像してなかった映画でした。


ちなみにコメディ要素も含まれていたので


沢山切られたり撃たれたりしても


うっ


と本当の痛みを感じる寄りは


おいおい駄目だよーと観ながらツッコミを入れる余裕は有る映画でした。


本当なら悪者がやっつけらるシーンを観てスカッとすべきなんでしょうが


私が年齢的にそう言う風に感じられ無くなって居て


あの頃の父に近付いたのかもな、と思いました。