現地に着いたのは3時半で3時から集合を始めて3時半にはお別れ会を始めますと書かれていました。

 

ファームと呼ばれる場所で、古い二階建ての馬小屋みたいな場所を会場にしていました。

 

車を敷地内に入れると、どこに車を止めたら良いのか分からず

 

そこに立っている人に聞こうと思ったら、丁度亡くなった青年のお母さんでした。

 

車はそこにとりあえず停めて、私は外に出て彼女にハグをしました。

 

その瞬間二人ですすり泣いてしまいました。

 

ハリも車から出て、お母さんにハグをしたら

 

やはり涙声になっていました。

 

会場の二階の壁側にテーブルが設置され

 

家族の思い出のアルバムやその子の子供の頃の素敵な白黒写真やアートが飾ってあり

 

そこに遺書のコピーも置かれていました。

 

大学ノート3ページにも渡り彼の思いが書かれていて

 

私はそれをちゃんと読んで理解しようと思って読んでいたのですが

 

だんだんと泣けてきてしまってなかなかちゃんと読めないで居たら

 

そばにいた人が私の方をそっと抱き

 

『辛いよね。』と言いました。

 

そこには暖かいお茶と軽食(パンとチーズなど)も置かれていました。

 

彼のノートからI Love You と書かれて居る部分を使ったピンバッジを作ったらしく

 

それを参加した時に貰いました。

 

それと会場にはタバコの葉っぱとハーブの葉っぱがお皿に置いてあり

 

それを布にとって、紐で縛って

 

あなたの思いを閉じ込めてくださいと言われました。

 

後悔の思い、彼に対してどう思っているのかなど

 

その葉っぱ入りの布の玉を作りながら(てるてる坊主みたいな感じの小さいもの)

 

あの時もっと話を聞いていたら

 

もっとこうしておけば良かった

 

あそこでこれを勧めていたら良かったなど

 

自分の気持ちを話して閉じ込めてくださいと

 

言われました。

 

後で彼の遺品で燃やせるものを燃やしに行くので

 

その時にみんなの思いも一緒に入れて燃やすのだと聞きました。

 

私も一つ作ってポケットにしまいました。