正月に友達の家に持っていくポテトサラダのために

 

薄切りではなく、ちょっとした塊のハムを買ったのだけど

 

あーもう、それ以外に食べてないじゃーん!と冷蔵庫に置きっぱなしだったので

 

それを切ってナポリタンを作って!とハリに頼んだのですが

 

説明が面倒だし、うちでパスタを食べる時は 


大抵が市販の瓶入りのトマトソースに色々な野菜などを入れて味付けしてるので


ハリはいまいちナポリタンの味は分からないかも?と思ったのです。

 

それでうちにあったレシピ本をめくってみたら

 

あったあった、ナポリタン!

 

それで「これに書いてあるから!」と本を渡して仕事に行きました。

 

家に戻ったら洗濯をしていたのでご飯の支度はまだしてないけど

 

こんなの簡単簡単〜とレシピをみてかなり偉そうに言っていました。

 

午後中ずっと胸焼けがしていた私は家について


しばらく寝るから7時頃に夕飯をお願いしますと

 

ベッドに潜って目をつむったのですが

 

しばらくしてハリが調理をし始めた様で

 

台所でガタンガタンと音がし、それからにんにくを炒めている匂いがしました。

 

ナポリタンだぜ〜〜いつものパスタソース作るんじゃないぜ〜〜

 

ケチャップで炒めれば良い簡単なメニューにしてやったんだぜ〜〜と思いながら

 

焦げた様な匂いやにんにくのキツイ匂いで、ベッドから出ることにしました。

 

「あ、おはよう!」とハリ。(夜だ!)

 

覗いてみると、大きなフライパンは洗ってないからと

 

普通の鍋で野菜を炒めて、ソースを作ったんだって。

 

みたら角切りのハムや大きめに切った玉ねぎやピーマンが

 

「細切りって言ったのに・・・・。」

 

「細切りじゃん!これ、細切りだよ!」

 

「うえええええ〜〜これは酢豚の具のようだけど?」

 

「これは俺の中では細切り。」

 

「しかもハムがコロコロしてる。」

 

「どーもすみませんねえ。今度は包丁を研いでから切るよ。」と、


丸で包丁の所為でこの大きさになったかの様な言い方をしました。


自分でどの薄さにしようと思ったかの違いでは?

 

そしてハリは「材料のグラムだとかセンチだとかちゃんと測るの面倒だから適当に作ったよ。


二人分って書いてあったけど、ちょっと多めにって。それで適当。」(私のやり方だから、仕方ない)

 

「それと、ちょっとアレンジしてにんにくを最初に炒めて入れてみました。(えへん!)あと、醤油を隠し味に!」

 

あー私が想像していた、ただのケチャップ味のナポリタンから遠ざかっている気がしてきた。

 

「へ、へえ・・・。もしや日本語のレシピ本は難しくて読めなかったか?」

 

「読めたよ、ちゃんと。でも工夫をしたんだよっ!」

 

ま、良いか。

 

それで茹でていたパスタをすくって「これで良いよね?」

 

「茹で加減が見た目で分かるかっ!ちゃんと口に入れてみて自分で確認してよ。


パスタ屋さんじゃ無いんだし、茹で加減が遠くから見て分かるわけないでしょ?」

 

「あっそう。パクッ

うん、大丈夫。」

 

茹で上がったパスタをソースになっている野菜とケチャップ炒めに入れて混ぜたら

 

「これで良いね?」

 

「いや、もう一度麺を食べてみてよ。」

 

「さっき食べたよ。」

 

「それは茹で具合を見たんでしょ?今度は味だよ。」

 

「あっそっか!」って、どんだけ良い加減なんだか?

 

出来上がったパスタは、コロコロ野菜のパスタ・・・


と言う名前が最も似合いそうな仕上がりになっていましたが

 

味はちゃんと美味しかったです。

 

初めて作った上に、ナポリタンの味を良くわかって居なかった割には

 

ちゃんと美味しくできていました。


本人は「あれ?醤油の味がしない。」と言っていましたが


それで良いんだよ、隠し味のままで。

 

そういえば作っているときに「ご飯の残りってあったっけ?これってパスタにご飯も混ぜて入れたら美味しそうじゃね?」と

 

創作料理はとりあえずしなくて良いから

 

普通にナポリタンを作ってくれ〜〜オネゲーします〜〜!と思いました。


ハムや野菜がゴロゴロしてて、麺とは別々に食べる感じのナポリタンでしたが美味かったです。

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