毎年日本人のお友達の家にお邪魔することが多いサンクスギビングのディナーですが
今年は彼女が他の家族と約束があると言うのでハリの従姉妹のお姉さんたちのお誘いにお邪魔しました。
二人姉妹で既にご両親は他界してしまっているのですが
私が元旦那と結婚してから、この家族にはとても優しくしてもらっています。
元旦那の横暴に耐えられず(小遣いなしの子育ての手伝いなし!)
ハリが赤ん坊の頃から家出を数回したのですが
最初の家出の話を聞いた後、義姉(元旦那の姉)が家出の時はうちに来いと言ってくれ
泊まっている間は義姉の旦那さんがご飯を作ってくれたりと
親切に世話を焼いてくれました。
従姉妹のお姉さんたちは私に年が近く、年が離れた従兄弟のハリをとっても可愛がってくれました。
義姉の旦那さんが肺がんで亡くなった時、亡くなる直前にハリと一緒に会いに行ったのですが
お父さんが亡くなった後には、長年大工さんの仕事をしながら趣味でたくさん描いていた絵の一つを形見だと言って私にもくれました。
その後元から病気を持っていた義姉がどんどんひどくなり、彼らの家を人に貸したお金で介護施設のお金を賄うと言う状態だったのです。
次女にはパートナーが居てその人との間に子供が一人います。
二人はずっと一緒に夫婦の様に暮らしていますが、あえて結婚式などはしてないと思います。
相手の旦那様はタトゥーイストなのですが、
絵の技術がある上に、日本の刺青や日本の妖怪の絵などに興味がある人で格好いい刺青を書く人です。
日本の有名な彫り師を師匠として崇めていて、日本のことも大好きなのです。
コンベンションで日本に行ったりする様な人なのです。
このパートナーさんが『ねえ、ハリは何歳になったの?』と聞くので
『10月で18歳になったよ。』と言うと
『俺たちがもう17年一緒にいるんだけど・・・そうか、18歳になったのか。』と
つまりハリが1歳くらいの頃から知ってるんです。
お姉さんの方の従姉妹は結構早い年齢で結婚していたけれどダメ夫の所為で自分を犠牲にしてボロボロになってしまった状態で離婚して
それからずっとボーイフレンドはできるけれども、ダメ男にばかり尽くしてしまっていました。
面倒見が良く、しっかりしていて、頼れるタイプなので
ダメ男に利用されやすいのかも・・・と思っていました。
そして義姉の病気がひどくなった時は、彼女が犠牲になり看病をずっとしていました。
その義姉が亡くなって、やっと自分の時間が取れて
今年になってとってもかわいい男の子を授かったのです。
私とあまり違わない年齢(つまり40代)なので出産後に死にかけたくらい大変な状態を経験したそうなのですが
なんとか無事に回復して今は赤ちゃんを育てながら徐々に職場に復帰してるそうです。
今は週に二日仕事をして、その間は赤ん坊の父親が家に来て世話をして(彼は結婚してないのだけど子育ては手伝う約束)
途中で従姉妹の妹が仕事から帰ると、赤ん坊の父親は大学へ行くそうです。
週末には向こうの家族が面倒を見るとか
みんなで助け合ってるんだって。
すごいね。
そんな従姉妹たちのお家にお邪魔したのですが
昔お世話になった義姉達の家なのです。
なので結婚した頃に呼んでもらっていた感謝祭やクリスマスの良い思い出が蘇りました。
ハリの従姉妹の息子は9歳で、ハリがくるのを待ち遠しくしていて
二人はずっと男の子の部屋でゲームをしたりおしゃべりをしたりしていました。
ハリは多分従姉妹達とも話したかったのでしょうが
男の子がハリを離しませんでした。
食事は全て向こうで用意してくれたのと、菜食主義の人が(従姉妹のお姉ちゃんたちの父方の親戚の従姉妹)持ってきたvegan用の食べ物もあって
食べきれない量で残っていました。(うちから持って行ったのはワインとジュースとスパークリングウォーター)
参加者は他に従姉妹のパートナーさんのお父さん(じいちゃんが一緒に住んでいる)と仕事仲間のお兄さん。(家族はブラジルに住んでいるそうなので、それじゃ簡単に会いに行けないね〜〜と言われてました)
食べ物はどれも美味しくいただきました。
途中でパートナーさんが3時間かけて焼いたというリブのバーベキューまで出てきて
最初から少食盛りにしておいて良かったです。
ここのところ胃の調子が悪くって、食べすぎると胸焼けで苦しくて。
余った食べ物をたくさん持って帰ってくれと言われたのですが
とにかく少食で過ごしたいので少しだけ・・・と
今回は遠慮ではなく、自粛で、泣く泣く少なめにもらって帰りました。
『もっと持っていってよ〜〜。』と言われたのですが
ごめんなさい。
なるべく少なめで頂いていきます。
でもしっかりターキーもリブも頂いてきました。
(あー今週は胃袋のために野菜中心の食事にしたいので少しで・・・ハリの分だけで)
昨夜はお食事の後でする事が決まっていると、従姉妹の息子が言いました。
『何するの?』と聞くと、ゲームをすることになっているんだと
そのゲームが聞いただけでやりたくないゲームでしたが
その子が今月あった誕生日会で友達と遊ぼうと思って張り切っていたのに
みんながやだと言って遊んでもらえなくって超がっかりして居たと言う経緯があるゲームだったので
心の優しいお姉さん達とハリが一緒に遊んであげました。
このゲームは、せっかく食べた美味しい食事の味をすっかりかき消しただけではなく
とってもまずい味を口に残して終わると言う残念なゲームでしたが
盛り上がったことは確かです。
それはこれ↓
ルーレットを回して止まったところに描かれているジェリービーンを食べるゲームなのですが
それぞれの色が二種類の味で作られています。
バターポップコーン味か腐った卵味とか
一方は普通の味でもう一方はまずーいやつ。
これを口に含んで、噛んで味がわかるまでは捨ててはダメ・・・と言うルールで
数回やりました。
しかもその表情をビデオに録画して後で編集してYouTube にあげると張り切る男の子。
大人達は口に含んでは『まずい。』ペッと吐き出す程度でしたが(みーんなリアクションが少ない)
当の本人の男の子のリアクションが『ドラマティックなんだよ。』とお母さんがいいくらい大げさで
その子だけビデオに撮っておけばいいんじゃない?と思ってしまいました。
やはりこういうのは子供がやるのを見てるのが面白いね。
私はこの中で当たった犬の餌の味がめっちゃめちゃまずくって
ずっと口の中に残ってしまいとっても残念でした。
最初にこのゲームをした後で食事があったら良かったです。
ハリと男の子はこのゲームの後にコンピューターゲームをしながら
まだまだまずいジェリービーンズを食べながら遊んだそうです。
ハリは偉いね。
子供がやりたいってことをちゃんとやってあげるんだから。
私はもちろん赤ちゃんとずっと遊びました。
着いてすぐは抱っこしただけで泣かれてしまったのですが
最後にはすっかり慣れてくれて、ギャーギャー大笑いしながら遊びました。
可愛かったあ。
私とは血のつながりは無いし、ちょこちょこ連絡を取らないし
しばらくはほとんど音信不通な状態でも居たのに(フェイスブックでは繋がってるけど)
常に家族として扱ってくれるこ従姉妹達にはとても感謝してます。
ハリに私以外の家族が居る事がとてもありがたいです。