大した努力をする前にあれですが

ハリの高校の選択肢にプライベートスクールを入れるのはやめました。

先日書いたように、パブリックスクールは

抽選制なので

好きな学校をいくつか選んで記入し

それで振り分けられるのですが

プライベートスクールの場合は

特別なテストを受けさせてその成績を送ったり

小論文を書いたり

親として、なぜその学校が子どもに向いてると思うのか?と言うことを書いたり

色々面倒な手続きをして

面接に行って

申込金を払って

学校見学に行ってと

仕事が多い上に

それだけでは絶対に行けるはずがない、無理!と言う現実があります。

だって

授業料が約36000ドルですよ、一年だけで。

それ掛ける4年?

無理無理。

そんな家庭がどうやってプライベートスクールに子どもを送るか?って言うと

奨学金の申し込みをするのです。

それはハリにかかってくる訳ですが

たとえ奨学金をもらったとしても

学校に着ていく服だって

親同士の集まりの時の私の服だって

何かしらあるイベントの度に使わなくてはならないお金だって

沢山必要になるはずです。

そんな中で

「うちは貧乏だから。」と言う思いを背負いながら

何かあるごとにそれをことごとく見せつけられるとか

思い知らされながら4年間も金持ちの子ども達と生活するなんてことをさせるのは

嫌だなって思うのです。

話はそれるけれど

高校を選ぶ時に

ぎりぎり入れるレベルの高い高校で

最下位の成績を取り続けながら勉強をさせるより

ランクを落とした高校で、最上位の成績を取り続ける環境で勉強させた方が

子どもに取っては健康的で、しかもやる気もさらにあがると

高校時代に聞きました。

私の弟はランクを下げた高校でしっかり勉強して

専門学校では優秀な成績をとり、さらに上のクラスへ行かせてもらえただけではなく

卒業して10年くらい経つのかどうか知らないけど

今でも仕事のために新しい勉強を続けながら定期的に試験を受けたりしています。

一方でその姉である私などは、ぎりぎり入れるだろうと言って入った高校で

いつも成績が悪くてどうしようもなく

ずーっと学校を退学したくて仕方なかった私は

自分で何が勉強したいのか見つける余裕も無く

間違った道へたくさんそれて

40歳になってもまだ大学に行ってるなんて状態です。

話はちょっとずれたけど

自分のことを見下しながら生きるようになったら嫌だなあと

人と違って優れてると思える環境ならまだしも

自分はお金が無い、家はあんな風に生活出来ない

あんなところにも行けないし、あんな食べ物も食べられない

なんて

毎日どこかで金持ちとの差を比較するような生活をしなくてはならなくなったら嫌だなあって

思うのです。

そんなことは無いと言うけれど

それは子どもによるし

ハリはそういうこと、きっと気付く子どもだと思うのです。

そういう風になるかも知れないと私が思っているだけでも

その時点で既に向いていないのだと思うので

面倒な手続きをするのはやめました。

高校でそんなお金を払うのだったら

お金を大学に使った方が良いと考えました。(無いけどね)

高校では頑張ってくれ、公立の高校から

学び取れるもの全てを学んで

良い基礎を作っておいてくれ、お母さんは

生活が苦しくなるような無理はしないことにしました。

ハリもそれは分かっていたようで

「やっぱり私立はやめよう。」と言ったら

「うん、第一お金が全然無いんだものね。」って。

現実的なハリ、どうもありがとう。

ちなみに私はまだ大学生で

来年辺りは

別の大学に編入する予定なのです。

その大学の授業料は

えー!って位

今の市民大学とは違って高いらしいので

そのことも考慮に入れて

考えを決めました。

自分の首を絞めたら

前に進む前に倒れちゃうものねえ。

編入出来るのかどうかは分からないけどさ。