土曜日の水泳の帰り道、1時間のドライブの間に

2歳年上のお友達とおしゃべりしながら帰って来た。

ハリは同級生の態度について話していた。

ある男の子がハリのことを馬鹿にして変なことを言うらしい。

家でそのこの話をした時に日本語で

「きもいって言うんだよ。」って言うので

「英語では何て言うの?」と聞いたら

「gayって言われた。」と言うので

思わず怒ってしまった。

「あのねえ、gayって言うのは同性愛者に使う言葉であってきもいって言う意味じゃないんだよ。」

「でもその子はきもいって言う意味で使ってるもん。」

「例えそうだとしても、その言葉をそう訳してほしくないよ。

Gayってのはそもそもハッピーって意味なんだから。」

とにかく、その男の子はハリについて回っては馬鹿にしたり

後ろに立ってへんな格好をするらしい。

2歳上のお兄ちゃんがそういうときはこういえば良いんだよ!

と車の中でアドバイスをしてくれたけれど

そういう風に言ってみたとか言っても無駄だと言って心を閉ざしているようなハリだった。

それから同級生の女の子でなぜかハリを叩く子が居ると言っていた。

これも前から聞いていたけれど

そのときは、よくある『ポンってたたく』程度のことだと思っていたけれど

車の中で話を聞いているうちにだんだんと腹が立って来た。

その女の子は、明らかにハリに暴力を加えているのだった。

理由も無いのにいきなり叩いて来たり、蹴って来たりするらしい。

階段の上から飛び降りながら殴って来たこともあったらしい。

頭やプライベートな部分を狙って蹴ろうとしたこともあったそうだ。

「何それ?なんで先生に言わないの?」

「だって、その子はもう既に色々と問題を起こしてるからかわいそうだし。」

「てか、かわいそうなのは叩かれたり蹴られたりしてるあんたの方なんだけどね。」

車の中でさんざんどうやって対応するかと言う話を聞かされ

最後の方に年上のお友達が冗談で胸をどついたんだけど

『こうやって叩かれたら・・・。』と

ところがそれがかなり痛かったらしく

帰り道ずっといじめの話をしていて自分の自信もかなり落込んでいたハリは

涙を流して泣きながら怒った。

「なんでいきなり叩くんだよ、ひどいじゃないか!」

そうだね、今のは良くないね。

お兄ちゃんもすぐに謝ったのだけど

ハリは肺を叩かれて痛くて気持ちが悪いと言ってしくしく泣いていた。

あーあ、なんかかなり落込ませてしまったかな。

それにしても、何だよこの中学校は!と思いながら

早速カウンセラーにメールを書こうと思った。

取りあえず月曜の今日はどうだったか様子を聞いてからにしたのだけど

やはりその女の子はハリとその友達に近寄って来たらしい。

お昼にわざと牛乳をこぼしたように見えたんだけど

本人はわざとじゃないと言ったので先生に言わなかったそうだ。

でも、友達とハリはその女の子が怖いのでランチの後はトイレに隠れていたんだって。

これってひどくない?

エスカレートしてない?

恐怖がエスカレートしてるよね?

その女の子はハリ達に言ったそうだ

『私のお父さんはね、女の子じゃなくて男の子が欲しかったんだって

だから私は乱暴に育てられたんだよ。』ってさ。

あのさ、それはどうかな?

私の父も私が生まれた時に女の子ではなく男の子が欲しかったらしくて

後で「長男として育てた!」と言っていたけれど

それはあくまでも精神的な部分を長男のように育てたけれど

決して暴力は使わなかったし、乱暴な子供に育てられたことも無かったよ。

父は私に手を挙げたことも無いし、厳しく叱ったことも

覚えている限りではないです。

ただ、父が好きなことや

父が興味の有ることを沢山詰め込まれたけどね。

その女の子は、明らかに間違っている!と思いました。

ハリの頭を叩いたり、すねを蹴ったりするそうです。

おーーーまあーーーええーーー、こっちこい、おばさんが相手してやる!と

言いたいところだけれど

ハリって本当にジェントルマンだよねえ。

やられっぱなしかよ・・・っていつも思うんだよね。

女の子には手を挙げないって言うのは感心する。

でも世の中にはね、女が男に暴力を振るう家庭内暴力も沢山有るんだよ。

ただ恥ずかしいから世に知らせないだけなんだよ。

今日はもちろん、タレコミの(嫌、文句の)メールを書きましたよ。

こういうことしなくても良くなるのはいつなのかな。