左足のふくらはぎの筋肉を自分で傷めてから

一日中痛みと戦ってる私です。

園長が『痛み止めは飲まないんだっけ?アスピリンならあるわよ。』と言ってくれたけれど

『はい、私はそういう系のお薬はもう飲まないことにしてるので・・・。』と言ってお断りしました。

痛み止めを飲まないってめちゃめちゃ辛いのだけど

どうにか頑張って働きました。

午前中働いただけで足だけではなく腰まで痛くなっているのだけど

昨日はどうしても買い物に行かなくてはならず

ハリに手伝ってもらいました。

近所のスーパーではなく、Costcoに行きたかったので

重たいものを持ち上げてはカートに入れる人が必要だったのです。

(リン酢用の酢とかね、洗剤作りように塩とかね)

ハリとちょっとしたドライブになったので、最近の学校のことについて聞きました。

『あの、苛めっ子はどうしてる?』

『え?もう居ないよ、別のクラスになったって言ったじゃん。』

『そうだっけ?ランチを食べる時間をずらされたって聞いたけど。』

『そうだよ、でもランチだけではなくて他の授業も、もう一緒のクラスにならないんだよ。』

『まじで?』

『うん、だからもう大丈夫だよ。

それにあの時ケンカした友達が仲直りしてまた友達になったんだ。

あいつも苛めっ子の所為で嫌な思いをしていたんだよ。』

『そうか?ハリを苛めていたじゃん。』

『でももう、心を入れ替えたんだよ。』

『本当に?ハリはそれを信じるの?私はそう簡単には信じられないな。』

『もう変ったから、良いんだよ。』

なのでハリにはまたお友達が出来たそうだ。

それから、ハリは英語の授業で日本を舞台とした小説を読んでいるので

何かと先生から質問されて、クラスの立場もちょっと変わってきてるみたい。

でもねえ・・・

所詮アメリカ人が書いたんでしょ?

時代にあってない名前とか、いい加減だよなあっていうと

ハリはそんなこと気にしないらしい、アメリカ人だからねこの人。

ハリがカウンセラーに相談した後で

ある男の先生が、ハリに近づいてきたそうだ。

『僕はね、生徒たちを集めてメンターをしてるんだけど参加しない?』と

そのクラブのような集まりでは、社交についてとか

友達との付き合い方についてとか

色々と話ができるらしい。

そうそう、ハリはとにかく友達が作れない人なんだよね。

その先生のこと

『あの先生と僕って凄く似てるんだよ。』と

自分が今おかれている状況と凄く似ている環境で育ったそうだ。

実際に、他のほとんどの中学生がハリと同じような立場だと思うけど・・・。


私が中学生、高校生の頃って

苛めが無かったとは言わないけれど

中学生全てが嫌な思いをしていたって言う世界はありえなかった。

でもアメリカの場合は、それが当たり前なんだって。

楽しい思い出が無いのが当たり前。

みんな嫌な思いをするのが中学校。

『え?何で?どうにかならないの?』と思わず

自分の大学の授業中に、英語のクラスのみんなに聞いたけど

『仕方ないよ、自分たちのレベルに合わない、高度なことを大人に要求され

大きなプレッシャーを掛けられてるところに、大抵の親が今頃離婚するからね。

みんな子供が中学生になれば大丈夫だろうって、一番多感な時期に離婚するんだよ。

そういうことも凄く関係があると思うよ。』とある生徒が言いました。

プレッシャー

ホルモンの変化

家庭の変化

悩みを話す相手が居ない・・・

みんなそれでイガイガした人間になってしまうのか。

英語の課題の中の文章では

『高校時代は最悪だった。いい思いをするのは一部の人間だけ。』と書かれていた

それが質問のきっかけだったんだけど

なんでだろう?

高校では、キングとクイーンとその身の回りに居る人間だけがいい思いをするらしい。

私は女子高に行ったからか

日本の田舎の高校だったからか

みんな楽しい高校時代をすごしたのになあ。

テストや受験だってそれなりにプレッシャーだったけど

その合間に、凄い馬鹿騒ぎをして

クラスと言うか、学校全体で盛り上がっていたし

みんなそれぞれを尊重して楽しくやってた気がする。

たかが数年間でも、このネガティブな経験とポジティブな経験って

人生に大きな違いを与えるよね?

大人の所為で苦しんでる子供たち

その子供たちの所為で苦しめられる子供たち

なんだか、気の毒な国だなあ・・・なんて思ったりして。

でもこれがアメリカ全土ではなく

サンフランシスコ近辺だけだったらましかな。

他はどうなんだろう?

楽しい中学校って無いのかな?

学校の授業の進め方や、テストの仕方

全てを見直さないと、子供のイガイガってなくならないよね?

取り合えず、ハリの苛めっ子はクラスから居なくなってハリは安全に過ごしてるので良かったけどね。

学校制度に関しては、いつも疑問が浮かびます。