昨日は、メキシカン系の生徒が体育の後の着替えの時に

自分が脱いだTシャツでハリをバシバシと叩いたそうです。

『働け、働け!』と言いながら叩いたそうで

「そういうのは、掴んでTシャツを取り上げて

思いっきり顔を叩いてやれば良いんだよ!」

「僕だって、取ったけど

上手く叩けなかったんだよ。

それに僕は背中をロッカーに押し付けられた感じになってるんだ。」

着替えようとしてる背後からやってきて、ロッカーに攻める感じか?

その生徒がハリを叩いたというので

「ちょっとどんな力で叩いたのか、私の手を叩いてみて!」というと

ハリが私を叩いて見せた

「イッテーな。ムカつく。」(すみません、お母さん子供の頃は言葉遣いが悪かったんです。)

「でしょ?」

「で、どうやってTシャツで叩かれたかやってみな。」

と叩かせて、それを掴んで取り上げて見せた。

「こうやってね、取り上げて

それからこうやって、肘を前に出して

首の辺りを狙って、押してやれば良いんだよ

それで

ぶっ殺す!って言って睨んでやれば良いんだよ。」

「そんなこと言ったら、こっちが殺されるよ。」

「バカだなあ、日本語で言えば向こうは分からないだろ?

ようは言葉じゃなくて、怒ってるんだぞって気持ちをぶつけるんだよ。」

「僕だって前に言ったよ、英語でぶっ殺すって。」

「英語で言ったらバレバレじゃん、余計に狙われるに決まってるよ。」

「そうか・・・・。」

本当にぶっ殺すって言って欲しいわけじゃないんだよ

怒った振りでもいいからね、相手を睨みつけながら

はっきりと意思表示をしなくちゃ駄目なんだよ。



それからTシャツを使って

叩かれた時にそれを素早く掴んで、相手の手から取り上げる練習をしようと思った。

「ほれ、掴んでみな!」と

私がバシバシとTシャツでハリの前に出したのだけど

「のろっ!お前そんなんじゃつかめて無いじゃん、何てのろいの?

ほれ、ほれ、取ってみろ、取れないの?

何で取れないんだよ?」

と練習していたら、ハリがどんくさくって

間違ってほっぺたをパシッと叩いてしまった。

「ああ、ごめんね。わざとじゃないよ。」と言っても

もうハリは泣いていた。

「酷いよお母さんは、もう嫌だ!」

この子は、動き回ってうろちょろしてるから

素早い子供だと思っていたけれど

本当にとろい!

ハリがバシっとやったTシャツは私でも簡単に掴めて

それでこっちから叩きかえす振りまで出来ちゃったのに

私から取り上げられないハリ。

ちなみに私のこの手首のスナップは、かなり鍛えられている。

どうしてかというと

バイト先の壁に蝿がいるのを発見した時

掃除用のタオルを塗らして、重くした状態にして

それでバシっと蝿を叩き殺していたのです。

これがまた、上手に引くので

蝿は潰れることなく

パタッと床に落ちたんだなあ。

それには思いっきり叩きながらも

最後にちょっと自分側に引くのがポイントね。

これはのろまでは駄目です。

シュッシュッと素早く動かすんですよ。

話を聞いてるうちに、今度私が着替え中に学校に行って

ハリを叩くやつのTシャツを手からもぎ取って

私のこの技術で、思いっきり顔を叩いてやろうか?!と思ってしまいました。

それと、足のスネね。痛いよ~。

ハリは本当にさ、人を傷つけたくないんだよ。

だからいつも我慢してるんだ。

本当に切れたときだけ叩くけど

そんなこと滅多に無いの。

私だったら、怒ったら何が何でもTシャツを掴んで

思いっきり仕返しするのになあ。

そうそう、高校の時にね

私が少林寺拳法を習ってることを

半分バカにしたようにしつこく聞いてくる人が居ました。

女の子なんだけど(女子高だから)

その子とは同じクラスになったことも無いのに

「ねえねえ、技掛けてよ~。」って何度もしつこいので

頭にきて、廊下で一回投げました。

思いっきりじゃないよ、凄くて加減したよ。

でも素人には十分でした。

その後は二度と聞かれなかったから。

ハリにも少林寺拳法を習わせたいなあって思ってるんだよねえ。

強くなったら、心も強くなれるからさ。