ハリは中学二年になっても
何人かの子供たちにからかわれたり、ぶたれたりしてます。
もういい加減にしろよ！と思うのですが
その中で昨年からちょっかいを出してるやつが特に気になったので
カウンセラーに話しました。
『あの子は昨年もお願いしたのにまだハリにちょっかいを出して
頭を叩いたり、他の子供をけしかけてハリに意地悪をしたり
授業中にロシア語でわめき散らしてハリの悪口を言ったり
もうそばに寄らないようにして欲しいんですけど。
ハリを放っておいてくれるように言ってもらえませんか？』
私の希望はただ
ハリから離れて、一人にしてやってくれ・・・と言うことです。
色々な会話をした中でこんなことを言いました。
『中にはどんなに話をしても人の気持ちが分からない子供もいるって言うことは分かってます。
脳の神経に問題がある場合や、情緒が育ってなかったり
人と違った脳の構造を持っている場合は、他人の感情まで分からない子供も居るでしょう。
だから話をして分かってもらおうなんて思ってません。
だけど、相手が嫌がってるのだから
その行為をやめるようにすることくらいは出来ませんか？
理解して止められないとしても
そばに近寄らないようにと言えないのですか？』
『実はここだけの話ですが
彼は特別な助けが必要な子で・・・。』
『じゃあそのように大人を配置して、嫌がる相手にしつこくちょっかいを出すことを止めさせられないのですか？』
『ええ、残念なことに予算の削減で
特殊な先生を雇うことが出来ないんです。』
その男の子は、ハリと同じく定期テストの点が良い子だけを集めた
特待のクラスで勉強をしている。
『Honorクラスの子なのに、授業の妨害をしたり
授業中に寝ていたり
人をからかったり
どうして勉強をする気が無い子がHonorクラスに居るんですか？
せめてそういう点から彼を別のクラスに移動してくれたら、うちの子供が苛められる回数も減ると思うんですけど。』
『Honorクラスの生徒を決めるのは、授業中の態度ではなくて
テストの結果なんです。』
『じゃあ、勉強しなくてもいい点が取れる子なんでしょうね。』
『いいえこれもここだけの話なんですが、今は勉強に追いつけなくて苦しんでるんです。』
彼は勉強する為に特殊な助けが必要な子なのに助けてもらえず
それで他の子供にちょっかいを出しているのか。
単純に考えても、学校からの助けがないせいで
他の子供が被害を受けているようにしか見えないなあ。
ハリはまた、私と違ってくそ真面目なので
勉強の邪魔をされたりすると切れるのです。
私なんか人の邪魔していたほうだから
今更他人の子供のこんなことを言う立場では無いのだけど
どうにかして、その苛めっ子とハリの距離を作ってもらえないか・・・と思っているのです。
クラスが違えば近づく回数も減りますからね。
その苛めっ子は、ハリを苛めてやろうとして叩いてるのではないとカウンセラーは言うのですが
どんなつもりであれ、受け取る側がそうだと思ったら、苛められてるのと同じだと思います。
私がここで何度も書いてるのだけど
子供の中には、感覚統合の問題があって
人が感じる痛みよりも、少ししか痛みを感じない子供が居ます。
ハリもそうなのだけど・・・ハリは変なところで敏感な部分も持ち合わせてるので
単純に感覚が鈍いだけではないのです。
その苛めっ子を話の中から想像すると
多分、感覚統合に問題がある子供だと思います。
体つきは凄く大きく、男の子なのに胸があるとハリが言ってました。
人よりもでかい身体を持っていながら
自分の身体が受ける感覚が良く分かって居ないとなると
他人に掛ける体重なども加減のない掛け方になるでしょう。
普通だったら、何度もバシバシと叩かれたら気分が悪いので
自分もやらないようにする・・・となるでしょうが
自分が何度も叩かれても、その痛みが正常に１００％伝わらない身体をもっていたら
何度叩かれても平気なので
当然自分も他人に同じようにするのです。
これは私の推測だからなんとも言えないけれど
私の昨年の生徒のガオ君の話も
こういう将来の問題に繋がるので
私は早急に手を打つようにと、お母さんたちに声を掛けたのです。
自分の身体の感覚が分かっていなかったガオ君は
友達を行き成り突き飛ばしたり
引っかいたり、叩いたり
それが彼なりの友達へのアプローチでした。
傷つけようと思ってやっていたのではないのですが
一般的には受け入れられない方法なので
それを直す必要がありました。
今では毎週通っている運動の成果もあり
他人との距離をちゃんと取れるようになったし
相手に対して加減をすることも学びました。
多分、ハリを苛めてる子供は
そういう対処は何もされず
ただただ身体ばかり大きくなり、人より強くなり
毎年のように【悪い子】のレッテルを貼られながら育ってきたのだろうな・・・と思いました。
前の学校でも問題がたくさんあったそうですから。
しかも親ではなく
祖父母に育てられているそうです。
乱暴な遊びはきっとさせてもらえなかったのでしょう。
私の生徒で、感覚統合の問題が見られる子供の家族には
『プロレスみたいな遊びをしてあげてくださいね。』とお願いしてますが
やはり年寄りが育てている場合は、そこまで面倒は見られないと思います。
まあ、全て勝手な想像ですが
話し終わって
学校全体で、苛めについての話をすることと
傍観者も同罪だと言う話をして欲しいとお願いしました。
そして、メインの苛めっ子とその保護者と話をさせてくれと言うこともお願いしました。
本当は校長と話したかったんだけど・・・
今回はまた、思っていたように前には進めなかった気がします。
何人かの子供たちにからかわれたり、ぶたれたりしてます。
もういい加減にしろよ！と思うのですが
その中で昨年からちょっかいを出してるやつが特に気になったので
カウンセラーに話しました。
『あの子は昨年もお願いしたのにまだハリにちょっかいを出して
頭を叩いたり、他の子供をけしかけてハリに意地悪をしたり
授業中にロシア語でわめき散らしてハリの悪口を言ったり
もうそばに寄らないようにして欲しいんですけど。
ハリを放っておいてくれるように言ってもらえませんか？』
私の希望はただ
ハリから離れて、一人にしてやってくれ・・・と言うことです。
色々な会話をした中でこんなことを言いました。
『中にはどんなに話をしても人の気持ちが分からない子供もいるって言うことは分かってます。
脳の神経に問題がある場合や、情緒が育ってなかったり
人と違った脳の構造を持っている場合は、他人の感情まで分からない子供も居るでしょう。
だから話をして分かってもらおうなんて思ってません。
だけど、相手が嫌がってるのだから
その行為をやめるようにすることくらいは出来ませんか？
理解して止められないとしても
そばに近寄らないようにと言えないのですか？』
『実はここだけの話ですが
彼は特別な助けが必要な子で・・・。』
『じゃあそのように大人を配置して、嫌がる相手にしつこくちょっかいを出すことを止めさせられないのですか？』
『ええ、残念なことに予算の削減で
特殊な先生を雇うことが出来ないんです。』
その男の子は、ハリと同じく定期テストの点が良い子だけを集めた
特待のクラスで勉強をしている。
『Honorクラスの子なのに、授業の妨害をしたり
授業中に寝ていたり
人をからかったり
どうして勉強をする気が無い子がHonorクラスに居るんですか？
せめてそういう点から彼を別のクラスに移動してくれたら、うちの子供が苛められる回数も減ると思うんですけど。』
『Honorクラスの生徒を決めるのは、授業中の態度ではなくて
テストの結果なんです。』
『じゃあ、勉強しなくてもいい点が取れる子なんでしょうね。』
『いいえこれもここだけの話なんですが、今は勉強に追いつけなくて苦しんでるんです。』
彼は勉強する為に特殊な助けが必要な子なのに助けてもらえず
それで他の子供にちょっかいを出しているのか。
単純に考えても、学校からの助けがないせいで
他の子供が被害を受けているようにしか見えないなあ。
ハリはまた、私と違ってくそ真面目なので
勉強の邪魔をされたりすると切れるのです。
私なんか人の邪魔していたほうだから
今更他人の子供のこんなことを言う立場では無いのだけど
どうにかして、その苛めっ子とハリの距離を作ってもらえないか・・・と思っているのです。
クラスが違えば近づく回数も減りますからね。
その苛めっ子は、ハリを苛めてやろうとして叩いてるのではないとカウンセラーは言うのですが
どんなつもりであれ、受け取る側がそうだと思ったら、苛められてるのと同じだと思います。
私がここで何度も書いてるのだけど
子供の中には、感覚統合の問題があって
人が感じる痛みよりも、少ししか痛みを感じない子供が居ます。
ハリもそうなのだけど・・・ハリは変なところで敏感な部分も持ち合わせてるので
単純に感覚が鈍いだけではないのです。
その苛めっ子を話の中から想像すると
多分、感覚統合に問題がある子供だと思います。
体つきは凄く大きく、男の子なのに胸があるとハリが言ってました。
人よりもでかい身体を持っていながら
自分の身体が受ける感覚が良く分かって居ないとなると
他人に掛ける体重なども加減のない掛け方になるでしょう。
普通だったら、何度もバシバシと叩かれたら気分が悪いので
自分もやらないようにする・・・となるでしょうが
自分が何度も叩かれても、その痛みが正常に１００％伝わらない身体をもっていたら
何度叩かれても平気なので
当然自分も他人に同じようにするのです。
これは私の推測だからなんとも言えないけれど
私の昨年の生徒のガオ君の話も
こういう将来の問題に繋がるので
私は早急に手を打つようにと、お母さんたちに声を掛けたのです。
自分の身体の感覚が分かっていなかったガオ君は
友達を行き成り突き飛ばしたり
引っかいたり、叩いたり
それが彼なりの友達へのアプローチでした。
傷つけようと思ってやっていたのではないのですが
一般的には受け入れられない方法なので
それを直す必要がありました。
今では毎週通っている運動の成果もあり
他人との距離をちゃんと取れるようになったし
相手に対して加減をすることも学びました。
多分、ハリを苛めてる子供は
そういう対処は何もされず
ただただ身体ばかり大きくなり、人より強くなり
毎年のように【悪い子】のレッテルを貼られながら育ってきたのだろうな・・・と思いました。
前の学校でも問題がたくさんあったそうですから。
しかも親ではなく
祖父母に育てられているそうです。
乱暴な遊びはきっとさせてもらえなかったのでしょう。
私の生徒で、感覚統合の問題が見られる子供の家族には
『プロレスみたいな遊びをしてあげてくださいね。』とお願いしてますが
やはり年寄りが育てている場合は、そこまで面倒は見られないと思います。
まあ、全て勝手な想像ですが
話し終わって
学校全体で、苛めについての話をすることと
傍観者も同罪だと言う話をして欲しいとお願いしました。
そして、メインの苛めっ子とその保護者と話をさせてくれと言うこともお願いしました。
本当は校長と話したかったんだけど・・・
今回はまた、思っていたように前には進めなかった気がします。