図書委員会の委員長

わたくし、小学校６年生の時

図書委員会の委員長を務めておりました。

放課後の図書館の運営があるため

必要ないのだけど、毎日図書館へ通っておりました。

係りの子供の手伝いをしたり

自分が狙っていた本が返却されたら、すぐに借りるという

まあ、好きで遊びに行っていたってところです。

その年、何処かから

子供用の文庫が寄贈されました。

それは、探偵小説のセットで

少年探偵団シリーズ

アルセーヌ・ルパンシリーズ

そして、シャーロック・ホームズシリーズのそれぞれのセットでした。

私の家族は、私が小学校へ上がる前まで

伯父の家に居候していたため

そこのいとこたちの本などが家に紛れ込んでいたりしていたのですが

少年探偵団や

ルパンの本を見つけて読んだことがあった私は

小学生用に簡単に書かれている本で

しかもシリーズと言うことで

【卒業までに全部読むぞ！】と力を入れて

読みまくりました。

その本を読むよりもずっと前に（多分）

テレビでは少年探偵団のドラマを放送していて

私はその話が大好きでした。

その集団では、それぞれの得意な部門を生かし

窮地に陥った時に、連絡を取り合うとか脱出をするとか

とにかく、ドキドキハラハラしたものです。

特に、怪人二十面相は基本的に人を傷つけないと言うポリシーを持っていたため

子供たちが閉じ込められても、絶対に傷つけられることは無いという安心感がありました。

本を読むと、明智小五郎はもとより

小林少年の活躍が面白く（小林君ってたまに女装させられてたの。）

奇想天外な話に、心を躍らせたものです。

その流れで

家にあった江戸川乱歩の本も読み

そのうち、ファンになったのですが

アメリカに引っ越してきてから

久しぶりに江戸川乱歩の本を読んだら

なんだか違う感覚がありました。

それは、差別的な内容が凄く濃かったのです。

例えば、背中が曲がって生まれた人が犯罪者だったり

体躯的に特色のある人間や、顔が不細工な人間が犯人であるという設定が多く

前見たく、ドキドキする感覚はありませんでした。

あんなに好きだったのに・・・と思った気持ち。

でもね、少年探偵団の話は違いますよ。

今も全巻読み直したいと思っています。

大体、小学校の時に寄贈されたシリーズが一体何話紹介していたのか分からないし

いつか手に入れたいな・・・って思っています。

私が探偵の話が好きなことは、小学生の頃から始まっていたのです。

それで、息子のハリにも探偵が出てくるドラマや映画を見せているわけです。

でも何より、私が好きなのは

少年探偵団です。

多分、シャーロック・ホームズの【イレギュラーズ】と言う

ホームズのスパイとして働いている浮浪児たちからアイデアを得たのでしょう。

小学生の頃に何度も読んだ小説を

ある時父の部屋の隅から見つけて

思わず読みふけってしまったのですが

そのお陰で、私は埃を吸いすぎて喘息になってしまいました。

読み始めてすぐにくしゃみが出ていたから

そこでやめたら良かったのに・・・体調を気にするよりも

話を全部読みたかったのです。

お陰で、その後大変苦しい思いをしたのですが。

とにかく、小学校時代だけではなく

私の人生の中では、何度となく蘇っていた

名探偵明智小五郎と、少年探偵団の話。

思い入れは、とても大きいのでした。

下の本かな・・・小学校の時に読んだものって。