今朝は、ハリの

「もう起きなさーい!」と言う大声と

ドアをバタンと開ける音で、やっと起きられた。

その前に、7時から二つの携帯電話が交互にアラーム音を奏でていたのだけど・・・


顔を洗って、着替えをして

すぐに家を出た。

約束のお母さんに会う為にだ。


学校に言って、カフェテリアの中で彼女とお話をして

(日本で言う講堂・・・ステージがあってそこにテーブルが並んでいるところ)

打ち合わせの後で、他の人たちと話をした。

プログラムを作ってくれる、下級生のお母さん

お金を援助してくれるPTAの会長さん

校長先生や担任の先生。

朝の忙しいときに皆を捕まえて、段取りを軽く話したりしていた。

ティーチャーズ ラウンジでPTAのお母さんが忙しく手紙の印刷などをしているところで

打ち合わせをしていたら

同級生のお母さんで、図書館の司書の仕事をしている人が立ち止まった。

そのお母さんと、先日の遅刻のお母さんが仲良しだから

きっと手伝ってもらえないと、企画を一人ですることになってしまったお母さんはぼやいていたのだけど

実はそれは、彼女の勘違いだった。

司書のお母さんは、何がなんだかよく分からない状態で

『何も知らなかったので、手伝って上げられなくってごめんね。

本当に、申し訳ないと思ってるの。これから手伝えることはある?』と言うので

『もちろん!』と話をした。

実は、夕べの企画者の話し方は

『手伝える人は手伝ってください。』と遠慮がちにお願いする文章を書くというので

『人が足りないので、みんな手伝って!って言うお願いの仕方にしようよ。』と

時間を掛けて、彼女を納得させた。

お陰で

『ええ、私たちみんなの助けが必要なの!』とストレートにお願いしてくれた。

(ほー、良かった。)


そして、遅刻したお母さんが話をでっち上げて

他の人に責任を擦り付けている話や

事の真相を聞いた司書のお母さんは

『もう心配しないで。私たちが付いてるんだからね!』と頼りになる言葉を掛けてくれた。


昨日の昼間に私が愚痴を言う為に電話したお母さんも学校に着いて

『あれ、こんなところで緊急会議?』なんていいながら参加したけれど

私が言っていた企画者の問題点を理解していたので、

私のことを支援するようなコメントを上手く言ってくれて

面倒な仕事を極力省くことに成功した。


だって、卒業式の当日に出す食べ物を買ってくるのに

やれイチゴはあそこがセールで安いだの

スイカはここで買うといいだの

ベーグルはただでもらえるかもしれない場所があるからと

私たちの住んでいるところからかなり離れた場所に取りに行くような計画を立てるんだもの。

『前日の日曜に私ともう一人のお母さんでCostco(コスコ)に行って全部買ってくるから

それで良いよ。色んなところに分けるのはやめようよ。』と言うと。

『でも、ベーグルはフレッシュじゃないんじゃない?』などと

卒業式当日にだって、やることがたくさんあって

人が足りないといっているのに

すごーく遠い場所までそれを取りにいこうと考えているのだ

(時は金なりだよ。自分の仕事もお金に換算しなさい!)

すかさず

『前日に買いに行くんだったら大丈夫よ。十分新鮮よ。』と司書のお母さんが助け舟。

『うん、わざわざ遠くまで取りに行く時間はないわよ。』ともう一人のお母さんも


そういった感じで、式を取り仕切っているのに

ちょう個人的な理想的パーティを企画しているお母さんの考えを上手くシフトして

皆で助けるにしても、必要以上の仕事をしなくて住むように

話を上手く運んだ。

私と二人では埒が明かないと昨日の愚痴でも言ったんだけど

今回は、二人のお母さんが加わって

私が言っていることが、合理的なことを理解してもらえたのだ。


遅刻してきたお母さんは、あちこちの家族に迷惑を掛けているらしい。

そんなことが分かることは、別に嬉しい話ではないけれど

企画を一人ぼっちですることになってしまったお母さんに

私を含め、皆が手を貸すと言い出したので

それで帳消しと言うか

帳消し以上に、もっと良い方向に進んだと思う。


『多分さ、あのお母さんとは縁を切る時が来たんだよ。

彼女が、この企画を降りるようになったのは

なるべくしてのことなんだよ。

彼女が勝手に帰ってしまったことは、あなたにとって

彼女と縁を切り、気持ちを切り替える為に大事なことだったんじゃないかな?

これで、卒業する前にスッキリして

気持ちよく学校を去れるんじゃないの?』と夕べお話した。


『物事は、なんでも理由があっておこると思うの。』と彼女が言った。

『私もそう思うよ。全てに意味があるんだよね。』


とにかく、もうすぐ卒業式なので

子供たちの為に、良い式にしてあげようというのは

全ての親に一致する意見なのだ。


あ、出かけなくちゃ!