ママはいつからだったのか、家族が必要ないと言っていたのに手術をして

人工肛門(って言うのかな?)をつけていました。

おなかの横に、大便が出てくるバッグをぶら下げていたのです。

こんなことしなくても良かったのに・・・と家族は言っていましたが

彼女は、手術フリークだったので

医者がちょっと『必要かも・・・。』と言ったら、すぐに実行していました。


彼女が手術好きだったのは、心の病気が原因でしょうが

そもそも、そんなにも体のあちこちがおかしくなったことだって、

ストレスが原因なのではないかと思います。

小さい頃から、いじめられていた彼女は

ストレスをコントロールすることが苦手になってしまったのでしょう。

彼女が、ヒステリーだったのもその証拠です。

ストレスがたまると、タバコを吸うとか

食べ物をたくさん食べるとか

そういう解消法を使う人がたくさんいます。


物を食べ過ぎてしまうことは、アメリカでは一般的な病気です。

心の病気なのか、脳の中枢神経がおかしくなってるのか

私には分からないけれど

満たされない気持ちを食べ物で埋めるというのは

どんな人間にもあることだと思います。

ストレスがたまると、口を動かしたくなるのも

体の仕組みから言って、当たり前のことなのです。


ママが継母に付けられた心の傷は

いろんな意味で、彼女の身体や心を蝕み

亡くなる日まで彼女に付きまとい

彼女の子ども達にも、悪い影響を与えてしまったのです。


もしも親に愛されなかった子どもの誰もが

ママと同じように、死ぬまで不幸せな気持ちを引きずって生きて行ったら

この世の中はどうなってしまうのでしょうか?

その人が結婚してから結婚相手や、子ども達に振りまく不幸せな影響は

ネズミ講式に、次の世代に増えていくばかりだと思います。


でも本当は、克服している人のほうが多いのではないかと思うのです。


私の友達も、親が虐待をしていたと言ったけれど

彼女は、そのことを克服して

二人の子どもをしっかり育てている。

もちろん、自分の親とは違った子育ての仕方で。



ママは逆に、3歳児のまま死んでいったのだと思う。

自分をかわいがってくれなかった大人を恨み

ずっと、ひねくれたまま

最後まで幸せを感じることなく・・・

そんな人間は、ママだけで十分だと思う。


私は、親として

自分の子どもをママのような『一生不幸せな気分で生きる人間』にはしたくない。

だから、元旦那から離れました。

彼に何度頼んでも、自分を変えようとしてくれなかったからです。

本当は、ママも元旦那も

自分を変えようとすれば変えられたのに

そうしたら、義姉や義兄のように

家族とずっと仲良く暮らしていくことも出来たのに。

ママの病気で一番重かったのは、心の病気でした。