最初の話はこちらで読んでください右矢印好


子供の筋肉を発達させることと、身体の重心を把握させることは大切だそうです。

赤ん坊は自分の身体の中心がどこかなんて良く分かっていません。

でも、毎日の生活で上下左右に動かされているうちに

自分の身体の中心を理解するそうです。

そのような発達を促したい場合は、日本や他の国がしているように

子供をいつもおぶって上げるのが良いと書いてある本を先生が紹介してくれました。

お母さんの背中、或いは腰にぴったりとおぶわれたり、抱えられたりした子供は

お母さんが動くたびに、身体の位置が代わり

そこから落ちないように、必死で服を掴んだり、足を絡めたりします。

これも、体の発達には大事です。

野良仕事をしている親におぶわれていた子供は、それだけで、

頭が下がったり

上に起き上がったり

色んな方向に身体を動かすので

身体と脳の発達には、最適だったそうです。



わたしの友達は、子供がかわいくて仕方なかったと言って

赤ん坊を常に小脇に抱えて仕事をしていたそうですが、

片手に赤ん坊、片手で料理や掃除をしていた彼女の息子は

3歳で補助無しの自転車をこいでいましたし、側転もできました。

バランス感覚が、十分育っていた証拠です。


ただし、私のように動くのが嫌いな気質の子供が生まれたら

その子供の気持ちを考えながら移動しないと、不快すぎていつも泣いている子供になる可能性もあります。

年寄りに育てられていたのに、不満がなかったのは

私がのろくって、動かない子供だったからです。

お陰で、運動能力は最低で

体育は常に2。


自分のエクササイズの為に、子供をベビーカーに縛り付けてジョギングをしている親を見ると

横から蹴っ飛ばしてやりたくなります。

子供の運動能力の発達を妨げてまで、自分の健康を保たないでください。

自分がシェイプアップしている間に、子供の運動能力は未発達でとどまってしまっているのですよ。


ちなみに、未発達のまま大きくなった子供の身体を発達させるには

小さいうちに発達させるよりも、より時間と労力が掛かるそうです。

大人になってからでも、運動能力を改善することが出来るそうですが

赤ん坊を抱き上げて移動するのと、大人が大きな体を動かして運動するのとでは

難易度がかなり違ってきます。


と言うわけで、赤ん坊はたくさん抱っこして、部屋を移動してあげましょう。

子供には安全で動き回れる環境を作ってあげて

自由に動き回らせて上げましょう。


ついでに言うと、小さい子供をジムナスティックにいれるのは、

子供の身体の発達を促すことにはならないそうです。

子供は、自分の身体に必要な動きをちゃんと知っているそうなので

誰かが決めた動きを真似しているだけでは、個人の持って生まれた体にあった発達が出来ないので

常に何か物足りない状態になってしまうそうです。

ジムナスティックに通っているから、必要な運動をしていると勘違いしてはいけないそうです。



公園などで親が子供の動きを規制しないで、観察していると良く分かると思いますが

階段を上る、滑り台を滑る、メリーゴーランドで回る、ブランコに乗る、高いところから飛び降りる、

トランポリンではねる、三輪車に乗る、床を転げる

それぞれが、どれかに特に集中して遊んでいませんか?

万遍なく遊ぶよりは、一つ一つの課題をクリアしている子供が多いと思います。

最終的には、色んな動きをマスターしなくてはいけませんが

かわいそうな子供は、公園で遊ぶ経験がなかったり

保育園の庭で遊ぶのが一日に数時間だったりして

就学前に、十分な発達が出来ない子供が増えていく一方です。

本当はどれも、身体と脳の健康的な発達に必要な作業です。

動きすぎと言う言葉はありません。

子供がたくさん動くのは、将来の為に身体を発達させているのです。

『もう動きすぎたからいいだろう。』と言って、親の判断でいつも中途半端な運動量しか上げないと

授業中に席につけず、うろうろと歩き回るような子供ばかりになってしまいますので、お気をつけください。

ハリは2歳から3歳3ヶ月までの毎日、近所の公園で遊んでいました。

家から歩いていける距離で、ハリは午前中から夕方まで公園に通っていました。

でも公園に来ているほかのナニーさんから文句を言われるため

ハリが必要な遊びを全部させて上げられませんでした。

ハリの身体はとにかく、衝撃が必要で

砂場に飛び降りるのが大好きだったのですが

周りの子供が真似して迷惑だと言われ、止めていました。

3歳3ヶ月から通い始めた保育園の遊び場は小さすぎて、飛び降りる場所などありません。

もしもあの時、RMに通わせていたらと

今も後悔しています。

もしもハリがRMに通っていたら、きっと一日中外で遊んでいたことでしょう。

上ったり飛び降りたり、大声を出して走り回ったり

三輪車で思いっきり飛ばしたり

RMの子供は大人に文句を言われること無く、毎日そんな遊びをしているのです。

ハリがRMに遊びに行くと、かならず3メーターぐらいの場所から飛び降りたりしますし

家では、ベッドで何度もジャンプをして

無意識に身体を発達させようとしている姿が見られますが

小さい頃に、させて上げられたらどんなに良かったかと

毎日感じています。