母の代わり  の続きです。

保育園に子供を連れてきたアリーママは(三輪車に虫眼鏡をぶら下げて、片手には紙とペンを持ってる)

『じゃあ、私は仕事に行くわね。また後で迎えに来るわ。』と娘(お母さん)を保育園に連れてきて

その後は三輪車でグルッと回ってお母さんの立っているところに戻ってきて

『迎えに来たわよ。おうちに帰りましょうね。』

自分のお母さんが話しかけているのと同じように

柔らかくて、優しい話しかけ方で子供を連れて帰りました。

それから、お家といってる場所まで二人で移動して

また保育園に来るというのを繰り返していました。

何回も何回も・・・

そこで、私が思ったのは

『もしも、お母さんがアリーちゃん見たくお別れのときに泣いてみたらどうするんだろう?』

お母さんに聞いてみました。

『でも私は、子どものモデルを演じたいの。子供にこうして欲しいって子供を演じてるつもりなんだけど・・・。』

『そうか。でももしアリーちゃん見たく泣いてみたら、アリーちゃんがお母さんに接する方法から

彼女はどうして欲しいのか、分かるんじゃないかな?』

『そうかしら?』

でも、お母さんは本当に真面目で静かな人なので

私の想像していたような演技はせず、

アリーちゃんはお母さんが泣いた瞬間に、ハグをして

お仕舞い。


その後園長先生が出てきたので話しました。

『アリーちゃんね、さっきからずっとお母さん役でオママゴトしてるんです。』

そして、私のアイデアを言ったら

『どうなのかしらね。分からないけど。

彼女は彼女なりに、成長しようとしてるんじゃないの?だから、こんな遊びをしてるのかもよ。

アリーちゃん自身がお母さんの気持ちを理解しようとして

こんな遊びを無意識にやってるのかも。』

『そうか、そんな考え方もありますねえ。』


オママゴトって、言葉の発達や情緒の発達や、理解力の発達の為に凄く大事なんだけど

よーく観察してると、その子供の家の問題とか

心配事とかも繁栄しているから

凄く興味深いです。