2月15日(水) 保健給食課の方との意見交換会の場を設けていただきました。参加者は保健給食課から3名、育む会3名、放射能から子どもと町を守る所沢山口から2名、議員さん1名です。以下内容を報告します。

【給食まるごと検査について】
:まるごと検査の今後の予定を教えてください?
:給食センター2か所の測定は、1月で終了。
自校式15校のうち、市内全域から5校を抽出して、まるごと検査を実施予定です。1週間分のみを2月下旬から3月にかけて実施します。

:検査を継続的に行ったり、次年度予算に検査費用を組み込む予定はないですか?
:まるごと検査を継続的に行う予定はなく、大気の線量やその他の状況を見ながら必要に応じて検査を実施します。

:検査で、数値が出た場合の対応はどうなりますか?
:万が一にも、検出限界値を超える値が出た場合は、遡って原因を調査します。

:まるごと検査には、個々の食材の汚染度が分かりにくい、食材の汚染が薄まってしまう、などのデメリットもありますが、これに関してはどうお考えですか?
:検査方法やその解釈の仕方にも、色々な説があります。まるごと検査については、12月議会で議員からも提案があり、実施しました。

【給食食材の調達方法について】
:食材の調達方法について、教えて下さい。
:所沢市独自の物資規格書があり、それに基づいて業者から見積もりを取る。その中で、所沢市の規格を満たした食材のみを見積もり合わせをして購入しています。

:企画書には、放射性物質に関する項目も含まれていますか?
:来年度分からは放射性物質に関する項目も追加します。17日に、来年度に向けて納入業者への説明会があります。

:放射性物質に関する項目が追加されるとのことですが、すべての食品に、放射性物質の検査が義務付けられるのですか?
:食材により、放射性物質が検出されていないもの(外国産の水産品などはまだ検出されていない)などがあるので、状況を見ながら検査をお願いすることになると思う。どの品目について検査を依頼するかは、まだ検討中。

:昨年3月から今までで、業者が独自に検査を行った食材はありますか?
:干しシイタケ、飲用茶、コーヒーミルクなど業者が検査を行いました。

:業者による検査結果などをホームページなどで公表していただくことはできませんか?またホームページ上で産地が公開されていないものがあります。たとえば抹茶マープルパンの抹茶など。こうしたものも掲載していただくことはできますか?
:そこまでやるのは、手間がかかります。疑問があった場合は、個々に問い合わせてください。

:給食課では、もともと汚染の可能性のあるものは使わない、という方針で食材選びをしてくださっています。ただ、別紙資料によれば関東圏でも汚染状況は深刻な場所があり、現在給食で使われている食材の産地でも避けてほしい場所のものが多く含まれています。
:食材の生産時期、流通量は決まっており、給食を成り立たせるために関東圏を産地とする食材を使うこともあります。その際は食材の産地の各県のホームページで状況を把握しながら使用しています。
また今後は、需要と供給の乱れから産地偽装の心配も出てくると思います。保健給食課としては、偽装などの問題が起きないよう、業者との信頼関係をもってやっていきたい。


~保健給食課より~

放射能の事だけでなく、遺伝子組み換え、農薬など食材全般に関して、なるべく安全なものを目指しています。その姿勢を信用してください。学校給食は、年間で190食程度しかありません。家庭での食事も大切にしてください。体の抵抗力がなくなることがとても心配です。バランスを考え、のびやかにお子さんを育ててください。


~追加~

保育園に関しては、来年度へむけて19園全園で、まるごと検査を実施予定とのことです。

以上


育む会では、今後ますます気になる食品の汚染度合や内部被曝について、自分の基準を設ける事ができるようになれればと学習会を開催します。2月25日(土)生涯学習推進センター 詳しくは掲載済みのチラシをご覧ください。

尚、「顔が見える繋がり」をモットーとしている当会の活動では、学習会や定例会などでお会いできた方にmixiなど情報交換ツールもご案内しています。2月25日も沢山の方にお会いできるのを楽しみにしています。