マスターインストラクター ゆきの直子です。
我が家の次男が、今年こども園を卒園します。
次男は、生後半年ぐらいから 保育園でお世話になっていてました。
今は、こども園に行っていますが、先生方にはとても可愛がってもらっているし、友達もいつも声をかけてくれていて、毎日楽しそうにすごしているな、この子は集団生活に向いているんだろうと、安心しきっていました。
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次男が悲しそうに訴えた
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数日前、朝ご飯を食べながら、次男が突然
「ママ、こども園がつらい」
と悲しそうな顔で言ってきました。
「えっ!?」っと一瞬フリーズする私。
『毎日あんなに楽しそうなのに?』
『昨日何かあったのかな?』
『体調が悪いのか?』
『卒園の時期だから情緒が不安定なの?』
一瞬の間に、頭の中がザワザワして、子どもの話ではなく、私の頭の中の話しか聞こえなくなってしまいました。
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子どもの話が聞けないときにすること
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自分の中の声に押しつぶされそうになりながら
『あっ私、子どもの話が聞けなくなってる』
と気付きました。
そんな時には、子どものこころのコーチング講座で学ぶ、「自分のこころの声を聴くとき」だと思い出して、実践してみました。
次男がこども園がつらいと言ったことで、私が0歳児から保育園に入れて、色々な人に育ててもらうことで、世界を広げようと思った子育てが間違っていたのか?
と不安に感じたんだな。
毎日ニコニコしているから、安心しきって、次男がつらい思いをしていることに気付かないなんて、母親として役割を果たせていない、と失望してるんだ。
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心の声を聴くことで子どもの話も聞けるようになる
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自分の心の声を聴いているうちに、
私は次男のことを大切に思っているから 傷つけたくないという思いが強いのだなと
いうことにも気付きました。
子どもは、傷つくことなく成長できないし、傷ついても聞いてもらうことによって、心の安定を取り戻して、自分で前を向いて進んでいく力があるよね、
と思い出し、次男に
「こども園がつらいんだね」
とそのまま、おうむ返しをしてみました。
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つらいけど、つらいから…
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次男は、
「12月までお昼寝があったからつらかった。」
「1月からは、お昼寝時間に字の練習をしていて、それが丁寧に書けないとやり直しさせられるからつらい。」
「友達が、自分の作った紙飛行機をもらってくれないからつらい。」
などとつらいことを話しました。
私は、その間、相づちとおうむ返しのみ。
次男は一通り話したあと、いつもと同じように、こども園へ行く準備を始めました。
つらいけど行くとか、つらいから行かないじゃなかったんだ。
ただ、話を聞いてほしかっただけなんだ。
私は、子どもの話を聞くと決めたはずなのに
「で、行くの?どうするの?」
と、ずっと考えていたことに気付きました。
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聞いてもらうだけで
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そんな、中途半端な聞き方で、次男の話を聞いていたのですが、聞いてもらった次男は、とてもすっきりしたようで、いつものように笑顔でこども園に登園していきました。
先生からも
「卒園式の練習をとても頑張っています。」
と報告があり、特に園では変わった様子がないんだな、と安心しました。
今回学んだことは、
1)聞いている方が『ちゃんと聞けた』と思うことと聞いてもらった方が『ちゃんと聞いてもらった』と思うことは別物なんだということ。
2)子どもも「つらい」と愚痴をいうことで、家庭以外の場所で頑張ることができるんだということ。
3)子どもの話を聞くができないときには、まず、自分の心の声に耳を傾けてから、子どもの話を聞いても遅くないということ。
我が家の子どもたちは、ちょうど子どものこころのコーチング講座の学びが 生かされるお年頃になったようです。
子育てコーチング協会
マスターインストラクター 幸野直子
ブログ:https://ameblo.jp/naoko9109/