娘の聞くに堪えない悪口を聞いてみた話 | 子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)のブログです。
子育てに役立つ情報をお届けしています。

こんにちは!

インストラクターの 柴田 正子 です。


コロナ、また増えてきたねと、家族で話した次の朝。

高校3年生の娘が起きて来ないので、久しぶりに起こしました。




・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o

朝から悪口芸が炸裂ですわ

・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o
 

目覚めてはいたようで、

「あ"~!学校休みにすればいいのに、なんで学校あるの!?

頭おかしい!!

生徒がクズなら、学校もクズだな!!」


と叫びながら、洗面所へ。


反射的に、

「いやいや、自分で選んで入った高校ですよね?」

と、突っ込みたくなる私がいました。

モヤモヤイライラが、来ましたよ。


そう、これ、

<子どもの話が聞けない状態>が来ましたね。

はいはい、来ましたよ。


しかし、ここは無理やり同調して、

「ほんとにあなたの学校、クズだねー!」

なんて合わせる必要もなく、はい、自分の心の声を聞くところですね。
 

よし、聞こう。

私の本音はなんと言ってる?

 
・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o

ここからは、私の心の声です

・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o


ああ…

私は、いま娘が 自分や学校のことをクズって言うのが、嫌だったんだな……うん。

「自分や、自分が所属してるグループを卑下するものではない」

って、私は思ってるな。

不平不満を言うくらいなら、少しでも現状を変えるような行動をするべきって思ってるな。


これらは私が、特に仕事上、自分へのダメ出しでよく使った「正しい考え」だ。

 

でも……

子どもが、信頼してる家族に、愚痴や弱音を吐きたいことってあるよね。

そんな時に、親が自分独自の「正しい考え」でジャッジして来るのって、しんどい。

 
 
子どもだけじゃない。

大人だってそうだ。



若いとき、仕事に燃えてたとき、私は弱音を吐きづらい上司だったろうなあ。

それなのに、みんなよく付いて来てくれたなあ。

もっと早く聞き方を知っていたら…

若かったなあ…

仕事、頑張ったなあ…(回顧中)



ここまで考えて、マイルール、ゆるみました。

イライラが、消えました。

 

でも、ほかにも、なにか心にある。


私は、娘が学校を休みたいって言うと、

”中学生の時のように、また不登校になっちゃったらどうしよう”って

怖くなる。


そうか、そうか。

私は、怖かったんだ。


・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o

心の声、おわり。

この間、家族からは、お母さんがボーッとしてるようにしか見えない。

そして…


・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o


朝食を食べながら、

「お母さん、マジあの学校クソ。存在価値ないから」

と、まだ悪口芸を披露してる娘に、言えました。

「コロナ、心配なんだね。

 休校だったらいいのにって、思うんだね」

心に寄り添って言えました。


娘の声のトーンが変わり

「○○高校は休校なんだってさ。

 うらやましいけど、でも3年だから受験に響くのはイヤだしね。」


気持ちを話し出します。

「そっかあ」


はい。

ここからは、いくらでも聞けます。



と、こんなことを日々心の中でやっています。

可愛いはずの子ども達なのに、イライラして顔も見たくなくなる……

そんな以前の自分が、いまではずいぶん、遠いです。


 

最後までお読み下さりありがとうございました。
 


子どものこころのコーチング協会 インストラクター
柴田正子



次号の担当は、

神奈川県横浜市にお住まいの、近藤きょうこインストラクターです。

息子さんが書道にはまっているとか。

横で見ているだけなのに、ご自分で墨をするのをやってみたきょうこさん。

墨の種類や、硯の石の種類、水の温度などを息子さんから聞いて、比較が大好き研究肌、コミュニケーションカラー青が炸裂したご様子。
 
(コミュニケーションカラーは中級講座で学べます)

笑顔がホントに素敵なリケジョ(理系女子)ですよ。


次回もお楽しみに♪