わたしをどん底から救ってくれたもの | 子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

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先日、とある大学院に伺いました。
むすこの自閉症の取材のためです。


今から5年前、むすこは3歳の時に 自閉症スペクトラム と診断されました。

振り返ると、確かに育て辛い子どもでしたが、一人っ子で男の子。
【 こんなものだろう 】と思っていました。


ですが、3歳児健診で わたしはどん底につき落とされてしまいます。
一ミリも思ってもみなかった、“発達障害“という言葉を聞いたのでした。


信じられないというより、信じたくない。
夢であってほしいと、何度願ったかわかりません。

だけど、現実は何ひとつ変わりませんでした。


そんなことを つらつらと話していると、ふと 涙があふれる瞬間が、何度かありました。


あの頃の、辛かった想い。
苦しかった想い。


自分のこころの声を聴くことができるようになって、だいぶ癒されてきたなぁと感じていましたが、まだ癒されない想いがあったんですね。


だけど、一番涙があふれたのは、当時 どん底にいたわたしに、ただただ寄り添ってくださった 若い心理士さん の姿が浮かんだ時でした。


医療機関で働く、心理士さん。
たくさんの知識をお持ちのはずですが、その知識を横に置いて、わたしの支離滅裂な話や、不安や悩み、そしてあふれる涙にそっと相づちを打ち、共感し、じっと聞いてくださいました。


わたしはその後、たくさんの心理士さんに出会います。
ですが、わたしが信頼し、感謝しているのは、彼女だけでした。


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聞くことで、得られること

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実は、子どものこころのコーチング協会のインストラクターになった時、このエピソードは忘れていました。

もしかしたら わたしにとって、当時の辛い記憶と一緒になり、消したい記憶の一部になっていたのかもしれません。

ですが、5年の月日を経て、こんなにも胸が熱くなる記憶があったのかと、とてもうれしくなりました。


無意識の中で、この記憶は生き続けて、だから わたしは、インストラクターになったのかもしれないなぁとさえ、思いました。


発達障害、自閉症だとわかった時、励ましてくれた人、慰めてくれた人、アドバイスしてくれた人。
みんな、わたしのことを思ってのことだとは、理解しています。


ですが、やっぱりわたしは孤独だった。と思うのです。


励ましてほしいんじゃない、慰めてほしいんじゃない、アドバイスがほしいんじゃない。
心ではそう思っていても、当時のわたしには実際にどうしてほしいのかさえも、わかりませんでした。


だけど、今ならわかるのです。


話しを聞いてもらえることで、安心できること。
頭の中が整理されて、考える隙間ができること。
ほんの少し、前を向くステップになること。
きっと大丈夫だと、思えること。


心理士さんの対応は、わたしがわたしのチカラで立ち直ることを信じてくれたものだったんですね。

気付くのに5年もかかってしまいましたが、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
たくさんのありがとうをこめて。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。



子どものこころのコーチング協会
インストラクター浜田悦子
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