シリーズ:英文法の基本練習帳
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今回は、「命令文」の続きです。
「Beからはじまる命令文」を扱います。
まずは前回の復習です。
①(普通の文)「あなたは家に帰る。」
You go home.
です。
②(命令)「家に帰りなさい。」
Go home.
です。
命令文の作り方は、
「元の文の主語を消す」
でした。
では、次に、
「静かにしなさい。」とか、「よい選手になりなさい。」
という文で、やってみましょう。
③(普通の文)「あなたは静かにしています。」
You are quiet.
※単語
quiet(クワイエト)…静かな
④(命令)「静かにしなさい。」
Be quiet.
さて、命令文の作り方は、厳密には
元の文の主語を消して、
動詞の原形から文を始める
です。
主語Youは消します。
動詞は、areです。
quietは動詞ではなく、様子を表す形容詞です。
ですから、areを「原形」、つまりもともとの形に直して文を作ります。
ここで確認。
be…「am, is, are」の原形であり、「am, is, are」をまとめてbe動詞と呼ぶ。
「am, is, are」の原形ばbeと言われても、それこそ原形をとどめていません。が、とにかくこういう決まりになっています。
beが変形をして、am, is, areに変わっています。こういう変化を「不規則変化」と言います。
そういうわけで、
You are quiet.
を命令文にすると、
Be quiet.
です。
⑤(普通の文)「あなたはよい選手です。」
You are a good player.
でも、やってみましょう。
⑥(命令)「よい選手になりなさい。」
Be a good player.
です。
確認をします。
元の文の主語Youは消します。
動詞は、areです。
a good playerは動詞ではなく、名詞です。
areを「原形」、つまりbeに直して文を作ります。
まとめ
①You are~ は、
Be~ にする。
You are quiet.
You are a good player.
このように、You areではじまる英語を命令文にするには、
Be quiet.
Be a good player.
にします。
②日本語で
「~にしなさい、なりなさい」
という意味の文を
英語にするときは、
Be~ にする。
「静かにしなさい。」
「よい選手になりなさい。」は、
Be quiet.
Be a good player.
にします。
●では、練習問題に行きましょう
①次の英語を命令文に直しましょう。
You are brave.
(あなたは勇気があります。)
※単語
・brave…勇気がある、勇敢な
② ①で作った文を、禁止の命令文にしましょう。
③ ①の文を、お願いをする命令文にしましょう。
④ ①の文を、やめてと頼む命令文にしましょう。
⑤ ①の文を、しましょうとさそう命令文にしましょう。
⑥ ①の文を、やめましょうとたしなめる命令文にしましょう。
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●解答
① Be brave.
② Don’t be brave.
③ Please be brave.
または、Be brave, please.
④ Please don’t be brave.
または、Don’t be brave, please.
⑤ Let’s be brave.
⑥ Let’s not be brave.