「 3.10大館~続き~ 」


思えば、当初から違和感の連続でした。


全部後手後手で、発表は、当時も今も、「後出しじゃんけん」ばかりです。

今では誰もが知っている、「緊急時迅速放射線影響予測ネットワークシステム」…正式名称はこういうみたいですが、いわゆるSPEEDIは、
事故が起きた時、《周辺にどのような影響が出るか、素早く予測するシステム》、
だそうです。


福島のような事故の時に、住民に伝えられないのなら、私にとっては無いに等しいシステムです。


外国には教えておいて、福島県民はもとより、日本国民には教えてくれず、1週間くらいたってやっと発表されました。

しかも、このSPEEDI」…内閣府原子力安全委員会の作業部会によれば、今後の原発事故では住民の避難判断をする際に、使わないのだそうです。


このシステムにいくらお金がかかっているのか知りませんが、(調べればすぐにわかるとは思いますが)なんでも、不確実だから…とかいう理由だったと思います。


しかし、発表された「SPEEDI」の地図が、かなり綺麗に汚染図とリンクしていたと思うのは私だけでしょうか?


日々の天気予報より、はるかに正確だったと、私は思います。

たとえ100%正確でなかったとしても、この情報を知らされていたら、もっと多くの住民が被曝を避けられたはずです。

さらに、4月4日の記者会見によれば…

気象庁は、IAEAに事故直後から予測情報を報告していました!

こんなこと、到底納得できるはずがありません。



これらの経過などから、実感したこと…、

それは悲しいけれど、

【私たちの命や健康よりも、

      別なものが優先されている】

【他人任せにしていては、

    到底わが子を(大切な人を)守れない】

ということです! 


だからこそ、私を含め多くの親たちが、“自主避難”を選択せざるをえないのです。


~続く~