「 3.10大館~続き~ 」


チェルノブイリ事故25周年国際会議のウクライナ政府報告書には、こう記載があります。

『事故後5年以降、健康な子どもが減少し(ガンでない)慢性的な病気の子どもが増加した。免疫・呼吸器・消化器・内分泌系・神経系・感覚器官・泌尿生殖器系・結合組織・精神障害など』


2001年では、(避難していない子どもも含む)被曝した子ども達の中で、健康な子どもは6.3%、慢性疾患の危険性がある子供は26.1%、慢性疾患のある子どもは57.5%、重篤な疾患がある子どもは10.1%であった』


『病気の特異性として、発症の若年齢化、他系統・複数の器官にわたる病変、治療に対して比較的抵抗性があり、経過が長引き再発する、といった特徴があり、小児期全体を通して低い健康レベルが続いている』


『事故当時に、避難・汚染地域に居住していた子どもが成人後に産んだ子どもは、病気の発症率と有病率が有意に高い』


などなど、メディアではガンばかりが取り上げられますが、実際はガンばかりではなかったのです。



お医者様の中には、「今までは調査しなかったからわからなかっただけで、調査すればもともと病気をもっている人が出てくるから数字が上がるのだ」というようなお考えの方もおられますが、それにしたって健康な子どもの割合が6.3%は低すぎるのではないでしょうか。


娘の学校の同級生は100人近くおりますが、そのうちの健康な子どもが6人程度と考えると、普通ではありえない数字です。


健康優良児で表彰されるほどではなくても、娘のお友達はほとんどが健康な子どもです。


~ 続く ~