「3.10大館~続き~」


私の父は昨年、がんで宣告からわずか半年で逝ってしまいました。


本人も、「もっと生きたい」と望みながら63年の生涯を閉じました。



闘病半年とはいえ、病苦は私の想像をはるかに上回るものでした。

思わず目をそらしたこともありました。


父には申し訳ないと思いつつ、“これが、わが子の身に起こったことであったら…”と思うと、ゾッとしました。

今でもゾッとします。


父の闘病と最期を間近で見て、「子ども達にだけは、こんなめにあわせたくない!少なくとも、若いうちだけは、絶対に…!」そう思いました。


ましてや「わが子を看取る自信や覚悟」など、私にはあるわけはありません。

だからこそ、大好きな福島へ、大好きな人達がいる福島へ、帰ることができません。


これもまた、考えすぎだと思う方も多いと思います。


しかし、「私たち母親が子どもたちへの影響を心配するのには、それなりの理由があるのだということ」「ただ、なんとなく心配しているわけではないのだ」、ということを多くの方に、知っていただきたいと思います。



TVや新聞に出ていることだけが、真実ではありません!

出ているのは、ほんのわずかな一部の現実です。


~ 次回へ続く ~