「 3.10大館~続き~ 」
ここまでの話だけでも、私のような考えは、ともすれば少し神経質すぎると感じる方が多いかもしれません。
確かに、この辺りにお住まいの方にとっては、同じ東北とはいえ数百キロも遠くにある原発で起こっている出来事であり、「自分や家族にまで影響が及ぶ」とは考えにくいかもしれません。
今日・明日、今この瞬間、自分の生活に、直接わかりやすい形で、影響はないのかもしれません。
リスクがあった時は…
「その時はその時、そうなってから考える」「その時は、みんな同じように病気になるのだから仕方ない」と、いう方もいるでしょう。
それは仕方ないかもしれない、とも思います。
ですから、もちろん私の考えを誰にも強制はいたしません。
でも、とても悲しいです。
そうではないことに気づいてほしいです。
気づかなくても、せめて、もっと知ろうとしてほしい!
そして、自分に関係ないと思わないでほしい…
「誰かがやってくれるだろう」「他の誰かがやれば良い」とは思わないでほしい…
表面だけでなく、本当の現実を見てほしい。
そして、見て見ぬふりはしないでほしい。
…現実を知れば、誰もが事の重大さに気づくはずなのです。
想像してみてください。
いざ、自分の大切な人が“命に係わる病気”になったとすればどうでしょうか?
…きっと「なぜうちの夫が、妻が、うちの子どもが…父が、母が…」こう言うのではないでしょうか。
そして、「1分1秒でも長く生きてほしい」「病気の進行が止まってほしい」と、願うのではないでしょうか?
その人が若ければ若いほど、必ず、そう思うのではないでしょうか?
~ 次回へ続く ~