「生まれた時からテレビ・ビデオがついている環境で育った」
「生後1年頃からテレビ漬けになった」
・・・このような環境で育った子どもは、言葉やコミュニケーション能力の発達の遅れなどが心配されます
①親のことばに反応しない
②表情に乏しい
③考えを自分の言葉で表現できない(または苦手)
などの兆候はありませんか?
2歳頃までの脳の発達には、パパ・ママ・大人たちと直接関わることが必要で、それによって、思いやりの心・考える力が育っていきます
そして、その関わりの中で、言葉を覚えコミュニケーション能力が育っていくんだと思います
それなのに、TVがついていると、それが妨げられる。
テレビは一方通行で、応えたり語りかけたりはしてくれないからです。
生後1年くらいは、音を聞き分ける練習。
次の1年くらいで、声を聞き口の動きを観察し、真似て話し始める・・・
脳の発達には、言葉を覚える時期があり、これを逃すと何倍も大変です
外国語だってそうですよね?
何か国語も話す国で育った子どもは、容易にいくつもの言語を使いこなします。
また、両親の母国語が違う家庭で育つと、両方の言語を自然に会得します。
これとは逆パターンで、私は中学から英語を習いましたが、10年やっても使いこなせませんでした・・・
優秀(または努力家)な人は、中学からでも十分なのかもしれませんが、まあ私くらいが普通だと思います・・・
・・・つまり、「言葉を覚える時期はだいたい決まっている」ということです!
ところが、子どもへの語りかけをせず、子どもからの働きかけにも応えないで、テレビの一方的な情報に子どもをさらし続けると、心の発達に支障が出てしまいます
すると、言葉やコミュニケーション能力も発達しないので、当然知能も遅れます
また、このほかにも・・・
・音と光は脳を慢性的な興奮状態にさせるため、脳が常に疲れた状態になり、イライラしたりキレやすくなる
・TVの音は、眠っていても脳に届いている
・現実認識の浅い人に育つ
・寝る前に見ると、脳が興奮して寝つきが悪くなる
・立体認識が育ちにくくなる
・母親の匂いや心地よい触れ合いを感じることなく過ごすと、五感の発達に影響が出たりする
・テレビやビデオにはまって実体験が乏しいと、聞き慣れない音に敏感になる・極端な偏食・特定のおもちゃに固執する
などなど・・・
「明るいところで見る」「離れて見る」
以外にも、気をつけたいことがたくさんですね
大きい子どもでも、常についていたTVを消して過ごしてみると、家族の会話が増えるということです
これはご存知の方も多いと思いますが、秋篠宮紀子さまは、TVのない家でお育ちになったそうです!
確か、よく読書をされていたと聞きます。
ただつけているだけだとしたら、少しの時間でも、ためしに消してみてはどうでしょう
その時間、私が実践していたこと(最近は少しさぼり気味ですが・・・)があります。
それは、「絵本の読み聞かせ」です
親子のコミュニケーションもとれるし、子どもも喜ぶものです!
このブログでは、「読み聞かせ」のコーナーで絵本についても触れていきたいと思います。