世の中には、いろんな病気が御座います。
一通り、お勉強はしてきましたが、
新たな見解、新たな治療法、と進歩していくのと
同時に、新たな病気も見つかりますし、
新たな病気も作り出されます。(副作用や合併症も)
昨日、RLS(別名・脚むずむず症候群)が、
取り上げられていましたが、この疾患、理解して
もらったり、診断をくだしてもらうまで、平均3.8年
かかっているのが、現実なのだとか。
医師のレベルって、本当にピンキリだし、
まず、「疑問に思う」という一番大事な部分が
欠けている人の多いことといったら・・・・。
まぁ看護師にも同様にいえるのですがね。
あのね、私と相性のいい(仕事がやりやすいんだ。)
ドクターが、いいこと言ってましたよ。
「やっぱさー俺達の仕事って、慣れちゃ
いけないんだよなぁ。こうだからこうでしょ?
だから、これ出しときますねって、終わらせて、
その思い込みで、実は、そのたいした事無いような
そんな訴えの中に、実は、重要な疾患が
隠されてたりするじゃん。ホント、怖いよね。」
そう、怖さを知らないことは、恐ろしい。
路上で、10tトラックと勝負しても
負けることを知らなかったら結末は、恐ろしいでしょ?
理解されないと、本当に辛いものだと思いますよ。
病気もね、心もね。このRLSだって、怠けだとか、
欝だとかそんな診断で何年も・・・しかも
この病気に欝の薬を処方すると、
悪化する事があるんですよ。モノによってはね・・・。
医師がある意味病気を作り出してしまった部分、
悪化させた部分もある。
だからこそ、疑問って大事なことだし、
こだわりって必要なのかなぁ・・・って
思ったり致します。
意外と、一般の会社でも
癌、心臓、脳の病気だと病気と認めるけど、
それ以外は、根性論が、いまだに根強く残ってたり。
話しは、それましたけど、
あのね、看護学校卒後2年目の子がいたのですよ、
その子は、結構サバサバしていて、いい子だなぁ
なんて思っていたのだけど、ちょっと心配なところが
あったんですよ。それは、怖さをまだ
経験していなかったことなんですけど。
ある日の夜勤中、彼女と雑談してましてね、
私 「新過程になってから国試だから大変だったでしょう?」
新人M 「いいえ、そんな事ないすっよ!8割正解出来れば、
受かりますからねぇ。」
私 「そういう考え方もあるのね。私は、要領悪いからなぁ
理解出来るまでに、時間かかるから関連性がないと
覚えられないのよ。切り替え出来る分羨ましくもあるけど。」
新人M 「そんなことやってたら仕事だって終わらないですよ。」
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そこが、怖いんだよ。
私は、少なくても看護・医療は、2割引きしては、
いけないと思う。国試でも全力投球した結果が
8割と、最初から2割引いてやるのは、結果が
同じであっても全然違うんだよ。
本来、仕事でもその時間は、せめて、患者様に
接しているときは、10割の観察と、
自分への課題の疑問がないとダメなのだよ。
医師も人間だし、間違える事もある、
しかし、そのミスを患者に影響する前に未然に
防ぐ事も立派な仕事だと思う。
看護師でもいますよ、助手さん達が、意見を
言いづらいところを勇気をもって、
ちょっと、おかしいので、看てもらえますか?
って、言葉に対して、
何、素人が分かったようなこといってるのと
さも言いたげな態度全開で、![]()
「どこが?どんな風に?」と、言う人もいる。
実際、それが、助手さんの勘違いや疾患の
ためにそのような状態(おかしいと思う)に
なっていることも少なからずあるけど、
まずは、知らせてくれたことに礼を言い、
その助手さんと一緒に看に行くという態度は、
出来ないものだろうか?
もし、勘違いであっても、これは、こうだから
こうなるから安心して・・・と説明したり、
また、おかしいと思ったらすぐに知らせてね。
って、何で言えないのかと思うことも多々あり。
その新人Mが、特別だとは、思わないけど、
試験で2割は、戦略としてありかとも思うが、
仮にも、人様のお金で買えない命と向き合う
仕事に、ハナっからの2割引は、まずいだろ。
人によっちゃ、3割4割当たり前のどっかの
カメラ屋のような奴もいる。
そのおかげで、劇症肝炎を発熱・倦怠と診断し、
血液検査後、病棟で大騒ぎ
になった医師も
いましたとも・・・確かに、発熱・倦怠あるけど、
もう一つ、眼球の黄染、意識レベルの低さ、
(339度方式だったけどね。)ちゃんと診てたら
普通じゃないって、疑うはずなのに、
老人は体力がないからという先入観からの
イタイ見落としをしたのだよね・・・その医師。
理解されないのは、辛い。額に肉って書いて
あれば、筋肉マンだとわかるけど、
内的疾患を不定愁訴と誤診されることも
多々あるわけで・・・・。
信頼する事は、大事なことだけど、この人は、
何割引なんだろう?と疑うことも大事だと思う
今日この頃なのだ。