なかなか難しい・・・。私の親を見る限りであるが。


船場吉兆のニュースが、また入ってきて

改めて思った感想・・・。

料亭での残った食事を他の客に出した件や

偽装した事は、いかがなものか、と思うのだが、

正直、あの謝罪会見は、色んな意味で悲惨だったなぁ。


長男が、母親の言いなりのような感じだったし・・・。

親は、息子を助けたつもりが、息子を追い込む形となり、

また、息子も親に意見が出来るよう考えるよう、出来ず、

暖簾ばかり大きくなった会社の経営を学べなかったのは、

悲惨としか言いようが無い。orz


老いては子に従えというが、私の父は、決して従わない。

両者にとって、それが一番軋轢を生まない方法なのに、

親は、いつまでも親だし、子もまた、同じである。


正直、私はこの老いては子に従えという潔さ

老人になった時に、持ち合わせているかどうか、

自信が無い・・・・しかもかなり・・・。


個人経営や職場に家族がいる場合は、よほど

慎重にならないと、悲惨だ。


私の父を唯一尊敬出来るのは、会社経営に

家族を一切入れなかった事、誰にも跡を継がせなかった事、

その点は、本当に良かったと思っている。

家に仕事を持ち込まず、仕事の愚痴も一切言わない。


これだけは、父を褒められることだ。

私にとっては父なので、夫としては、どうか?は分からない。


だけど、私の祖父は、子に従いはしなかったが、

孫の私の事は、良く聞いてくれた。

・・・・というか、きっと気が合ったのか、認めてくれていた。


まず、祖父の良いところは無条件に私を愛してくれた事だろう。

否定しないで、肯定する事から考えてくれた。


何故なのだろう。孫という立場と子という立場で、

見方が変わるのは・・・。うちの場合ではあるが・・・・。


親離れ、子離れは、難しい・・・。

お互いに傲慢にならぬよう、お互いを思いやるよう、

その匙加減が、なかなか・・・。


しかし、もっと祖父母と色々話したかったなぁ・・・。

未熟な若い頃ではなく、今の年齢になって色々と、

教えてもらいたい事が、山ほどあるのに・・・。


そんな事を私は、船場吉兆の事件でふと思った。