外は凄い風です。今夜は、豆炭復活であります。


さて、以前地上波でどこの局だったか忘れましたが、

面白半分で、この歌を唄って泣く若しくは、涙が出る・・・

というような企画が御座いまして、

次々と出場者の方が、唄っていました。

(素人なのか仕込みかは不明ですが。)

定番のドナドナや古時計は、おじいーさんの♪・・・

子牛を乗せてー♪あたりから

号泣する人やアニソンで号泣する人など、様々・・・

何だか、精神的に病んでる人も

中にはいらっしゃるのではないかと、心配するほどの

出場者さんもいらっしゃって、不自然な企画というか、

(それをお笑い芸人がジャッジする)

そんな番組が御座いまして、とても不愉快に

感じてしまいました。


そういえば、以前知人がBarをオープンするにあたり、

BGMを作ってくれとの依頼が御座いまして、

ターンテーブルを駆使してテープ(当時)数本プレゼント

致しました。自分なりに考えまして、

盛り上げる系の曲、静かなまったり系の曲、

落ち込み系全開の曲、出会いから別れまでの

恋人同士のシチュエーションを考えながら作りました。


その曲を持って行きますと、なかなか気に入ってもらえて、

特に、落ち込み系の曲は、「職人だねぇ」などと、

有難いのか、どうなのか微妙なお褒めの言葉を頂きました。

(R&B系の曲ばかりなのですがね。)

そんな中、店主が私に、ドナドナって聞くと落ち込むよな、

とポツリ・・・・その後、ちょっと微妙な空気の時に、

ドナドナドナー♪と唄うのがちょっとしたその店のブームに

なった事が御座いました。


そして数日前、ドナドナの原曲を聴いたんですよ・・・・。

ドナドナドナドナー子牛をのーせーてーの部分も

ドナドナドナドナドナドナドナドー・・・・とずーっと

ドナドナなんだなぁということにビックリしまして、

その後の解説もまた、また驚きましたねぇーーー。

ユダヤ教でのアドナイ(主よ)をドナと短くしたもので、

本当は、主よ主よ・・・・という魂の叫びの歌だったんですって、

まぁ、ナチに連れて行かれるユダヤ人の歌という説も

あるそうなんですが・・・・。

この曲すごく重たい、暗い曲だなぁという印象があって、

私は、別の意味で実はこの曲は凄い曲なのだと思いましたね。


もし、私が日本語の歌詞を知らなかったとしても、

このドナドナの曲の印象ってさほど変わらないような

気がするんですね。何と言いますか苦しいような、

結末がハッピーエンドではない映画を観たような

そんなあとに残る曲なんですよねぇ。


なんだか、いつも同様まとまりがない文章だなぁ・・・。