私ね、子供の頃自分から進んで本を読むような

子供ではなかったんです。

近所には、夏に黒紫の実をつける桑の木があったり、

木登りに秘密基地にと、外で遊ぶ子供でした。

小学1年の時に、特に印象にも残っていない、

書いたことすら忘れた読書感想文を全校生徒の前で

読まされ、それも読まされる10分前に聞かされたものだから

誇らしいどころか・・・・パニックでした。


そんな私ですし、小学生の頃必ずといっていいほど、

夏・冬休みには、読書感想文の宿題が御座いました。

4年までは、何とか真面目に書きましたよ。

でもその後の学年になりますと、

前年の兄の読書感想文の表現を変えてパクって・・・

提出してましたね。強制されて、いつまで読めってのが

どうも私には合わない。(良い子は真似しちゃだめ。)


さて、そんな私だったのですが、急に本を読み出したのが、

中学2年か3年のころ・・・・。当時私は不登校ですし、

今のようなネットの環境も何も御座いません。

当時、遊んでいた友達も高校生~大学生だったせいもあり、

自分自身かなり背伸びしておりました。

そんな方たちの会話についていくのに、読みましたね。

たいした本ではなくても、話題の端はしに出てくるタイトルを

覚えて家に帰って慌てて読んでみたり・・・。


本格的に本がいいなぁと思ったのは、中学を卒業してから・・・

本当に偶然にいつ購入したかさえも忘れていた

本多勝一氏の殺す側の論理、殺される側の論理、を読んで

この論理立ての凄さ、スジの通し方に感動したのを

今でも覚えております。


そして、ここ数年子供に本を読めと言いながら

自分が読まないわけにもいくめぇ・・・。

質問されても全部答えられるようになりたい・・・

私なりの考察や興味の湧きそうな参考図書も教えたい。

さらに、その当時の時代背景も・・・・。

全部は無理だけど、子供と一緒に事典をひらいたり、

調べていくと、私自身知らない事も多いのはもちろん、

一番問題なのは、編集側の意図的な思想操作にも似た、

何と言いますか、一方的過ぎる考察が書いてあったり、

それがどうにもこうにも納得出来ず、

ある意味、今が一番読書欲が御座います。


子供っていいですね。本の内容をどんどん吸収していきます。

娘は以前、医者になりたいとか申してましたが、

最近は、獣医になって、その後希少動物の研究のために

アフリカとかの野生動物保護区か、海洋生物研究のため

一日中海につかる生活がしたいのだそうで・・・・・。

彼女がそう思い始めたのは、1年以上前に読んだ、

実験動物に関する本がキッカケのようです。


今後夢やなりたい職業は変化していくと思いますが、

やっぱり、子供のうちは色んな本を読んで、

沢山吸収していってほしいと思います。

知識があると、今後の人生楽しいですものね。

私も今後の人生を楽しみたいので、もっともっと

本を読みたいと思います。